プレジデントデー
今日はPresident Day(プレジデント デー)です。
何をする日かご存知ですか??
プレジデントデー(President’s Day)は、1971年に制定されたアメリカの祝日です。
毎年2月の第三月曜日に全米でお祝いされています。
プレジデントデーは2人のアメリカ合衆国の大統領の功績を称えるために制定されましたが、この2人の大統領とは、初代大統領であるジョージ・ワシントンと、第16代大統領であるエイブラハム・リンカーンです。
<ジョージ・ワシントン>
ジョージ・ワシントンは、1783年に独立戦争で勝利し、アメリカ合衆国を1つの国としての独立に多大な貢献をし、その後の選挙で初代アメリカ合衆国の大統領となった人物です。
独立戦争は、イギリスとアメリカ合衆国の東海岸のイギリス領13の植民地との戦争です。戦争のきっかけは、イギリス本国での理不尽な増税が植民地にまで強制されたのがきっかけです。
ワシントンは植民地の軍の総司令官として、指揮を取り、イギリス軍と闘いました。
ワシントンは、部下からの人望がありましたが、敗戦も多く、戦略は必ずしも優れていたというわけではありませんでした。しかし、大陸会議という植民地代表による会議と連携を密にとり、戦場の現場の意見も良く聞き、バランスの良い戦略を展開し、不利と言われていた戦争を勝利に導きました。
戦争勝利後は、憲法制定でも議長を務めるなど、現在のアメリカ合衆国の礎を築く上で一番貢献した人物と言っても過言でありません。<http://shunnowadai.com/archives/1719.htmlより抜粋>
<エイブラハム・リンカーン>
第16代大統領であるエイブラハム・リンカーンです。
アメリカ合衆国は長い間、奴隷制度を続ける南部と、奴隷解放を主張する北部で対立していました。
決着の付かない対立から、南部は奴隷制度を守る為に「アメリカ連合国」として独立しようと動き出したのです。こうして南北戦争は始まりました。
リンカーンは南北戦争で勝利し、奴隷解放を実現し、国家の分裂を阻止しました。現在では、「リンカーン大統領と言えば、奴隷解放」というイメージが強いですが、綿産業で発展していた南部をこのままにしておくと、欧州に経済的支配をされる事が明白だったため、これを阻止し、アメリカ合衆国を1つの強い主権国家として維持する事が南北戦争の本当の目的だったようです。
この戦争の勝利により、アメリカ合衆国はあらゆる面で世界一の国力をもつ国になって行ったのは公知の事実であり、リンカーン大統領の一番の功績と言えます。<http://shunnowadai.com/archives/1719.htmlより抜粋>
どちらの大統領もアメリカ通貨に肖像が使用されています。
ワシントン大統領は1ドル札に印刷されています。
リンカーン大統領は5ドル札に印刷されています。
どちらの大統領も一度は見たことがあるのではないでしょうか?
今日は会社も学校もお休みになって、各地でお祝いのパレードが行われるようです。