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6月22日 主日礼拝

2025.09.05 07:16

6月22日 主日礼拝

礼拝説教

伊藤大輔牧師


使徒言行録14章8〜20節

偶像と神の違いは何か。

正しい信仰と間違った信じ方の違いは何か。

パウロの奇跡を目の当たりにしたリストラの人々。

パウロを神だと言う。

なぜ「神」だと言ったのか。

人にできるはずのないことをしたから。

奇跡を起こしたから。

人には「できること」と「できないこと」がある。

それがリストラの人々の世界観。

これに対し、パウロは言う。

「自分たちはただの人間だ」

「あなたたちは偶像を拝んでいる」

人とは何か。

創世記の物語は告げている。

神に似ているもの。

神の命をいただいているもの。

神に「これで良い」と言われているもの。

人は完成している。

できないものは何もない。

奇跡

パウロにとってはそれは奇跡でもなんでもない。

当たり前に人ができること。

自分にできること。

誰にだってできること。

リストラの人々、ことによると私たちも、なぜ人には「できること」と「できないこと」があると思っているのか。

創世記の蛇のセリフ。

お前には足りないものがある。

お前は不十分。

お前には「できること」「できないこと」がある。

蛇の言葉に唆され、それが本当だと信じている。

自分が不十分だと思うものは何をするのか。

善悪の知識の木の実を食べる。

自分の足りないものを補う。

自分以外のもので自分を補強する。

自分以外の頼りになるもの、力になるもの、それにしがみつき、握りしめ、執着、固執する。

人が頼りにし、依存し、執着するもの。

それが偶像。

神とは何か。

世界に何も欠けたものをお造りにならなかった方。

世界を完璧に仕上げ、良しとされた方。

信仰とは何か。

世界は完璧

何も不足していない。

できる、できないがないところ。

全部が良い。

それを信じる。

神を信じる。

そこには偶像など入り込む隙間はない。

だがこの世界は偶像で溢れかえっている。

数字、常識、規則、予測、計画

これがあればあなたの足りないもの、不安を補えると。

現代にある「善悪の知識の木の実」「偶像」

我らは今週、それらとどう向き合うのか。