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きもの伝道師 貴楽 Kiraku/栗原貴子

普段着きもの撮影用に「スマホ三脚リモコン付き」を購入したらモード誌っぽい写真が撮れちゃいました。

2019.02.18 06:14

こんにちは。栗原貴子です。

普段着きものの撮影用に「スマホ三脚リモコン付き」を購入しました。


自宅の照明を駆使したLightingおよびスマホのカメラ機能のアレコレをちょいといじってみたら。

モード誌っぽい写真が撮れちゃいました!

テクノロジー万歳!!!


昨年、インド取材に行った際に、フォトグラファー桂子の撮影を照明係として手伝っていた時のこと。

「貴子ったらWのほうのライティングのプロだけど、Lのほうのライティングも上手よ!」

とフォトグラファー桂子にイングリッシュ・ダジャレで褒められまして。自信をつけた私「やればできるはず!」と頑張りました。


リモコンによる撮影が楽しくて一人遊びに興じております。


普段着きものといえば「ウール」。昭和20年代から40年代ごろまでは、けっこうメジャーな存在だったらしいですが、この頃ではあまり見かけなくなりました。このきものは叔母のおさがりです。

半衿を柄モノにして「オシャレ感」を演出。半衿の色彩と帯、帯締めを合わせました。

ちょっとお外に出かけるときはこんな感じ。昼間のご近所お買い物ならコレくらいの防寒でOKですがさすがに夜は寒いと思います。


羽織ものは10年ぐらい前に購入したニットブランド「あむあむふわわ」のもの。


手袋は一部の女子に「ヘビのパペットっぽい」と不評の、でも一応「Sibylla」のミトン。ロングなので、きもののときも手首がスース―しませんのよ。


襟巻は着なくなったコートについていた取り外しできるファーをリメイクしたもの。って、「リメイク」なんて言うほどのことではなく、もともとついていた取り付け用のボタンループに合うボタンを縫い付けて、止められるようにしただけです。ちなみにボタンは洋服についていた予備ボタンの中からサイズが合うものを選びました。

こちらは、スマホ三脚が届いた昨日の装いです。祖母がヘビロテで着ていたために、とっても着心地がよい大島紬。こうして撮影してみてはじめて「やけに写真うつりのよい柄である」ことを知りました。しかし、祖母はこの大島に限らず、きもの全般において「お手入れしてから保管」ということに無頓着だった。わたくし、けっこうお手入れにエネルギーを注いでから着ておりますです。


帯は紅型。半衿と帯締めの色を帯の中にある色を選ぶと、コーディネートがまとまります。


自宅にいるときは、叔母がうら若き乙女時代に購入したという、おさがりの羽織ものを着ています。本気の家事のときはやっぱり割烹着が一番ですが「ちょっと食器を洗うぐらい」であればこの羽織ものでOK。ニットなのでとっても温かいです。帯を汚す心配がないので安心です。


お調子に乗って今日はいろいろアップしてみました。


普段着として着るきものは、おさがりです。私、身長164㎝と日本人女性の平均よりも背が高く、譲られたきものはたいていが「裄が短い」です。仕立て直して寸法を直すこともできますが、祖母は自分で縫っていたからか、洋服でいう「アゲ」に相当する、縫込みが少ないモノが多いのです。つまり「これ以上、裄は出せませんねえ」という状態です。


とはいえ。


20年、30年ほど前までは、ホテルのラウンジとか「男性はジーンズNG」「ジャケット着用」なんて場所もありましたけれど、今じゃあ滅多に聞きません。洋服もカジュアル化が進んでおりますよね。だから、きものも形式にこだわらずに好きにきたらいいわよね、とそんな風に思っております。


今日も読んでくださってありがとうございました♪