真言宗当山派の総本山へ🏃♂️
2025.09.16 06:00
真言宗当山派の総本山は四国の香川県にあります。
今回、当山派の総会の開催にともない、三代目として出席させていただくことに。
これまでは、よく祖父が本山に伺っていたのですが、一緒に同行することは2〜3年に一度。
自分が運転するようになって本山に行くのは初めてのこと。
本山のトップは「菅長」といいます。
管長が代替りとなり、当山派は新菅長が取り仕切ります。
今回の総会は新菅長によって招集がかかりました。
新菅長は別の寺院で修行を積まれた方で、私と同世代。
総会に集まった人数は私が想像していたより遥かに少なかったです。
本堂にたくさんの行者で溢れかえり、右往左往していたことは遠い過去の話。
当山派の規模について総会で何点か尋ねます。
祖父が他界しドタバタとしている間に総会も気づけば開催されなくなっていたそう。
その時から20年以上の歳月が経つ中で、こんなにも変化していることに驚きです。
また、20年も経っていたことに気づかされます。
当山派は「修験道」の一派でもあるので、お護摩や火渡りなどの行もよく行われます。
しかし…
火渡りは当山派では行われなくなっており、お護摩も知る限りでは本山とウチくらい。
このまま放置していれば、徳川幕府おかかえの祈祷師であった当山派はなくなってしまいます。
新菅長も「次なる一手を!」と総会でお話ししていましたが…
今、白龍院には代々引き継がれているものがあります。
「物事の考え方」や、「一つ一つの所作」、そして何より「“心”の在り方」です。
大学だったり教科書で学ぶことのできないものばかり。
決して当たり前ではなく、有り難いことなのだと改めて感じます。
今回の本山への訪問。
まだ言葉にできないものも含めて、大事な気づきの時間となりました。