勘違いしている経営者の特徴
優秀な経営者ほど
場に合わせて適切に振る舞うことができます。
これができなければ、
あなたは周りの人から
「この人は勘違いしているな」
と、見放されてしまいます。
応援してもらうこともできず
あなたはひとりぼっちになってしまいます。
何かやってもらっているのに傲慢な態度になってしまったり
理不尽に感情をぶつけてしまったり。
関わる人が気持ちよく動くことができなければ
あなたの元には優秀な人ほど集まることはありません。
あなたの元に集まるのは、あなたと関わらないと生きていけない
自分よりレベルの低い人だけ。
あなたがより遠くを目指しているのならば、
その状態では遠くへは行くことはできません。
例えばの話。
日常の所作
エレベーターですっと入口の近くに入りエスコートをしたり、
会合の場では飲み物を配ったり料理を配ったり。
自分から挨拶ができたり。
セミナー会場では誰よりも周りのことを考え動きます。
お客様なのに会場の準備や片付けを手伝っていたり
気がついたことがあれば伝えたりしています。
参加者の時も、まるでスタッフの方かなと思うほど
周りをよく見ています。
常に自分が何かできることはないかと振る舞い
動いています。
周りの人の活躍できるように
ときには自分が前に出ず何も語らずとも
周りを気持ちよく動かすことができ循環させています。
全ての経営者に共通していますが、
自分の事業が少しうまくいき活躍してきたときに
”勘違い”しがちなのです。
細かいことに気がつける人は
本当によく気がつきます。
日常の所作から違います。
名刺交換の時の所作
会話をしている時の傾聴力。
お客様先に伺ったときには丁寧にスリッパを揃えたり
相手の方の姿が見えなくなるまでお辞儀をしていたり。
あらゆるシーンで違いがわかります。
自分が前へ前へ出ることなく
手をかけないで目を掛ける。
決して、チームメンバーの自主性や天才性を奪うことはありません。
あなたに心を開かなくなっているチームメンバーがいるならば
工夫が必要です。
メンターの存在
いつも自分よりも一歩先を行った人との交流を欠かしません。
謙虚でいられる環境を意識的に作り出しています。
お手本になる人を見つけています。
メンターの存在。
自分を客観視して指導しフィードバックがもらえる環境を手に入れています。
自分としては非快適な環境を意識的に作りだしています。
その非快適な状態が原動力となり
快適な状態へと自分を成長させてくれます。
一歩背伸びした環境に身を置くこと。
意識してできることを習慣化し、
無意識レベルでできるようになれば
成長したということです。
世界的に活躍するセールストレーナー
セミナー講師のブレアシンガーは
お弟子さんたちに、会場準備、受付、あらゆる役目を経験しなければ
前に立たせないと言います。
セミナー講師や先生をいきなりスタートするとなると
裏方を支える人の気持ちがわからなかったり
経営者としても現場の仕事を経た人間でなければ
チームメンバーの気持ちがわかりません。
経営者はたたき上げの人間が多いです。
現場を経験し成果を出し、マネージャーを経験し
自分の力で経営をスタートします。
常にチームメンバーの気持ちがわかるよう
謙虚にいられる環境を作り、
場に合わせて適切に振る舞えるようにしていきましょう。
見ている人はそう行った細かい所作を見逃しません。
「ああ、この人は分かっているな」
「ああ、この人は気がついていないな」
あなたの普段の振る舞いによって
長期的な印象は形作られていきます。
それが、あなたの信頼となり
ブランドとなります。
長期的に選ばれ続ける起業家なら
日々の所作を意識しましょう。