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2025年 9月21日

2025.09.21 14:39

 この週の後半に降った雨は、一気に気候を変えた。それまで、8月頃の勢いはなくとも、酷暑と言える暑さは普通にあったけれど、この雨が通過すると、確かにもはや夏とは言えない空気になってきた。まあ、そうはいっても、この気候変動が実感されるような昨今、10月になっても、11月になっても、もしかしたら12月になっても、ひょんな事で30度を超える日があるかもしれないが。

 それまで、夜に寝る時は薄手の毛布でもよかったのが、毛布を二枚重ねるとか、厚手の布団が欲しいと思うようになってきた。昼間は薄手の衣類でも問題なくても、夜や朝方には、一枚羽織るものが必要になって来る。お彼岸になり、季節の巡り通りに彼岸花も咲き始めた。どうやら酷暑は彼岸までだったらしい。

 これからの秋の巡りはどうだろう。こういう日記を継続して書いていると、10年前とか20年前の様子が簡単に思い出せて興味深い。例えば、今年も行われるが、毎年10月半ばの連休には、篠原で、山里全体を会場にしたイベントが行われる。「ぐるっとお散歩篠原展」と言う名前で、もうかれこれ、20年以上は続いているのではないか。

 そのイベントが始まった頃の事はよく覚えている。10月半ばの連休だと、昼間はよく晴れるとセーターなどの上着を脱ぎたくなるような陽気にはなるが、陽が山のはに沈むと、たちまちゾクッとするような冷え込みが山里を包むようになる。

 イベントは夜も行われるけれど、夜にもなると、真冬並みの防寒具を着込まないと、屋外のイベントでは耐えられないくらいの寒さを感じた。コンサートでも、お客さんはみんな炭火や焚火の周りに陣取り、暖かい豚汁やホットワインが飛ぶように売れたものだ。私のアタマの中には、ぐるっとお散歩篠原展の夜の部にも顔を出すのなら、しっかりした寒さ対策が必須だと叩き込まれていたし、必ず準備をしていた。

 それが、10年くらい前からだろうか。夜の部でも、それほど寒いとは思わなくなった。それどころか、夜の部でもシャツ一枚でも普通に平気になった。それを実感した時、ああ、明らかに以前とは気候が違ったな、と思った。たぶん今年も、ぐるっとお散歩篠原展は10月の12日と13日に行われるけれど、夜でも寒いと感じる事はないだろうな。

 寒さとはつらいものだろう。暑からず、寒からず、という適温が、人間には最も有難い環境だという事は判る。ただ私には、やはり寒い時には寒くあってほしいと思う。もしかしたら、この心情は、単なる昔を懐かしむ感傷に過ぎないのかもしれないけれど。

 9月も後半になり、萩や彼岸花と同様に、チカラシバも穂を出してきた。今年、私はこのチカラシバを見る光景に、妙な違和感があった。私にとってチカラシバが穂を出す光景は、秋も少し本格的になって、朝晩は涼しく冷え込み、昼までも爽やかな秋風が吹き抜ける印象とセットになっていたものだった。

 それが今年は酷暑の影響で、チカラシバの穂と、汗をだらだらとかきまくる蒸し暑い空気を一緒に体験している。「あれ、チカラシバって、こんな気候の中で見る植物じゃなかったよな」、という違和感がついてまわった。

 彼岸になって、少し秋らしい涼しさが戻ってきて、ようやくチカラシバの光景にも違和感を感じなくても済むようになってきた。こういった違和感は、これから他の植物でも、いろいろと感じる事が増えてくるのだろう。

 さて、これからの秋の進行だけど、どんな感じで冷え込みは進んでいくのかな。昔だったら、9月の下旬から10月初旬にかけて、朝晩は小型の電気ストーブくらいは欲しいと思える感じになってくるけれど。10月にもなれば、「この秋初めての、薪ストーブに火を入れました」なんて話が、フェイスブックなどのソーシャルネットサービスに投稿されるようになる。皆さん、薪の準備は出来ているのだろうか。薪ストーブに使われる薪は、太めの広葉樹が使われる事が多く、そういった材は乾燥が容易には進まない。斧を振って丸太を割って、それが乾くまで風通しの良い薪棚に置いてあっても、使えるようになるほど水分が抜けるには早くても数か月、万全を期したいのなら半年から1年はかかる。

 今年の夏は暑かったからなぁ、薪の準備なんてする気になれずに、冬の備えがまるでできていない家も多いんじゃないかと思う。

 昼間でもエアコンが必要のない気温が普通になると、夏の疲れがじわじわと湧いてくるのではないか。今年はひときわ暑かったから、溜まった疲れも多い事だろう。

 彼岸の墓参りは今日行ったんだけど、火曜日の秋分の日は、ゆっくりと何もせずに休む日に当てたいな。爽やかに晴れてくれるのなら、冬用の布団とか衣類を、陽や風に当てたいところだ。