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発光するものに囲まれた「現代アイ」への簡単セルフケア法

2025.09.25 21:55


発光するものに囲まれた私たちの目 

パソコンやスマホ、テレビなど

便利な反面「目」を酷使するものに囲まれている私たち 


特に自宅でテレワークする機会が増えた昨今、

一日が終わる頃にはなんだか視界がぼんやりし、目元が重い…

そんな症状を感じる方も多いのではないでしょうか 


目の疲れは視力低下だけでなく、首や肩コリの原因になり、

不調をそのままにしておくと不眠やさまざまな病気につながる恐れもあります 


そこで今回は、夜のスキンケアと一緒に取り入れたい

アーユルヴェーダ的な目元のセルフケアをご紹介します 




「ブルーライト」がもたらす影響 

 PCやスマホ、タブレットなどから発せられるブルーライト 

「寝る前に少しだけスマホを見るくらいなら大丈夫」と思いがちですが、

その“ちょっと”の光でも目にとっては大きな負担になります 


なぜなら「発光するもの」を見ている間、目はまぶしさに対応するため

周辺の筋肉を収縮させ続け、常に緊張状態におかれてしまうからです 


この緊張は視神経から脳神経へ、そして自律神経へ伝わり

交感神経を活性化させます

本来夜はリラックスを促す副交感神経が優位になるのが理想ですが

夜まで光を浴び続けることで、私たちの心身は“眠りにくい状態”に 


 さらに、回復が滞ることで慢性的な眼精疲労にもつながり

血流の悪化や頭痛、肩こり、気分の落ち込みを招くこともあるのです 


アーユルヴェーダの視点

目に溜まった「熱」を冷ます インドの伝承医学アーユルヴェーダでは、

ブルーライトが引き起こす症状を「目にこもった熱(ピッタの過剰)」と考えます 

この熱をやさしく鎮めるには“冷やすケア”が効果的 


ローズウォーターのコットンパック 

ローズにはクールダウンの性質があり、香りにもピッタを鎮静する作用があります

コットンに天然100%ローズウォーター(できればオーガニックのもの)をたっぷり含ませ

5〜10分まぶたにのせてみましょう

深呼吸しながら香りを楽しむことで、目だけでなく心も落ち着きます


 ギーを使ったケア 

アーユルヴェーダでよく用いられる純粋なオイル「ギー」にも

冷却と修復の性質があります


コットンに含ませてパック 瞼に塗布か少々点眼(寝る直前に)

自己判断のもとで  足裏マッサージ(靴下を履いてそのまま就寝)

 

いずれも簡単に取り入れられる方法です

翌朝は目がすっきりクリアになっていることに気づくはず



朝は自然光でリズムを整える 

 夜は“冷やすケア”で目を休めたら

朝は“自然光”を取り入れて体内リズムを整えましょう


朝日には、ブルーライトのように交感神経を過度に刺激する作用はなく

やさしく体を目覚めさせる力があります

目に入る自然光は体内時計をリセットし

セロトニンの分泌を促して心身を軽やかにしてくれます 


起きてすぐカーテンを開け、窓辺で数分深呼吸をするだけでも、

目と心の疲れが徐々にほぐれてゆきます 



夜は、就寝前にローズウォーターやギーで目の“熱”をクールダウン

朝一番は、自然光を浴びて、カラダのリズムを整える 



このシンプルな流れを毎日の習慣にすることで

疲れ目だけでなく心身全体が穏やかに整っていくはずです 

発光するものに囲まれる現代だからこそ

“目をいたわる時間”を生活に取り入れてみてください