Always we need
2025.09.27 10:05
僕らの関係は、目紛(めまぐる)しく変わった
知人から友達になるのも束の間だったし
恋人なんて面倒臭いと、最初から当て嵌めなかった
強いて言えば、一瞬だった
「“親愛”って、どうですか?」
名前のない関係が良いと言われて
すこしして、君がくれたけど
いまは、“家族”に落ち着いている
それでも思考が堂々巡りするのは
いつかの我慢が消化不良を起こしているからで
良き理解者であろうとすると
イエスマンみたいになってしまうのは
諦める以外、選択肢がないんだろうか
「私はあのとき、あんなに話したんだから、
分かってくれてると思ってました」
「私は、こういう意味で伝えたつもりでした」
考え尽くした私の最終稿だと主張する
じゃあ、僕は?なんて言おうものなら、火に油でしかない
説教したいわけでもない
直そうだなんて烏滸がましい
考える方法を差し出すくらいしか、やれることはない
だから、僕が返す言葉は大体こうだった
「君が生きてきた年月のたった半年ちょっとだよ。
つもりで言われたって、分かるわけがない」
どんな関係でもないなら、何をしても自由なんてのは
知らないひとがそこにいるのと変わらない
僕はホテルのフロントマンでも、飛行機の客室乗務員でもない
君は、嫌がるかもしれないけど
ひとりとひとり ∧ 恋人 ∧ 親愛 ∧ 家族 ∧ 大切なパートナーであって
この集合体であって、以上でも以下でもない
どれでもあって
すべてだって
それくらい、僕らは、ふたりになってしまったんだと
冷めてしまった珈琲を淹れ直しながら思った。
— Always we need —