バレエピアニスト勉強会Vol.11レポート
2025年9月21日(日)に、東京バレエ団でご一緒しているピアニストの秦絢子さんをお迎えして、第11回目となる門下勉強会『バレエピアニストの即興演奏』について、レクチャー&実践をしていただきました。
秦さんがこの勉強会のために即興に関する資料を作ってくださり、即興演奏のルーツについて解説頂きながら、事前に課題に出したスタイルの違う4曲を発展させていきました。
(即興ってサラサラっと楽〜に弾いている気がしますが、それまでの下準備をしっかりやらないと、その境地には至れないのです…そのヒントを秦さんのご経験をもとにたくさんアドバイスいただきました🎵)
皆が一番作曲しやすかったバヤデールのソロルのヴァリエーションでは、1人の生徒さんが作ったコードを使って、メロディを皆さん順番にその場で作っていく(即興する)実験をしたり、愛の讃歌ではリズムを変えて秦さんがボサノヴァアレンジしていただき、またサマータイムはペンタトニックスケールについて解説頂きながらブルースとの関連性を教えて頂きました。
以前まとば先生の勉強会でも扱ったパヴァーヌは、印象派のラヴェルというハードルと最初の16カウントも揃えなくてはならない課題で難しそうではありましたが、曲のスタイルの鍵であるⅡ-Ⅴの連続を使っていけば意外とシンプルな曲であることを、そこからラヴェルの雰囲気を残したまま発展していく方法を実際に演奏いただきました。
秦さんが大切にされていた「テーマからより遠い世界に行けるように、続けた先に解放された感覚になって、即興を楽しめるように」ということを、すぐ実践するのは難しいことだと思いますが、より遠い世界に行けるための準備を今後の個人レッスンのトレーニングの一環として行なっていきたいと思いました。
実践することを念頭とした
・音楽理論、ソルフェージュ
・初見
・移調、転調
・スケール
・和音分析
・鍵盤和声のトレーニング
また、今までも大切にレッスンしてきた、
・バレエピアニストのコレペティ的な役割であるリハーサルピアノの習得
に加えて、
・自分の知らない新たな曲分野、リズムの開拓
(クラシックピアノってあまりリズムに意識したレッスンしていない気がする、、)
・同じ曲をリズムで七変化させる遊び
→私は割とこれが好きで、よく取り入れています!比較的に簡単にできるし、ガラッとイメージも変わりやすいです。
やるべきこと、課題はたくさんありますが、全てはピアノを使って自由に解き放たれた世界にいけるように、これからも一緒にレッスン頑張っていきましょう!!
今回はいつもよりも積極的に意見を出し合ったり、皆でピアノを囲んで実践をしていきましたが、その様子は音楽大学での授業の1コマのようで、なんだかとても懐かしく、幸せな時間でした☺️
学生さんたちは、バレエピアノのレッスンに活きるように、音大の作曲や和声の授業を積極的に受講するようになってくれているようですし、大人の方たちも本当に勉強熱心でとても嬉しい限りです。
バレエピアノって奥が深すぎるけど、音楽の端から端まで、骨の髄まで学べるチャンスだと思います。
しかも毎日実践できる場があり、学んだことをすぐにトライできる‼️
秦絢子さん、バレエピアニスト育成にご賛同いただき、素晴らしい勉強会をありがとうございました⭐️