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おぐら草紙

大河ドラマ「いだてん」 第7回感想(ネタバレ注意)

2019.02.20 01:55

ちょっとちょっと、

三島弥彦がいいんでないかい…😘

どのキャラクターも立ってるんだけど、

特に今回、光ってましたよね、この人。


というわけで、第7回「おかしな二人」。


ちなみに、「おかしな二人」は

ニール・サイモンによる戯曲。

ずぼら男と几帳面な男、正反対な二人の

同居生活を描いた喜劇。


知り合いの劇団が上演した舞台を観ましたが、とっても面白かった。


今回の「いだてん」の基本構造は、

正反対な四三と弥彦の対比でしたからね。


オリンピック代表として…

金があるけどいけない弥彦。

いけるけど金がない四三。


貧しいけれど、

応援してくれる家族のいる四三。

お金持ちだけれど、

家族の理解と愛に飢える弥彦。


確かに「おかしな二人」です。


                             🐣


特に面白かったのは弥彦の描写。

ジゴロー先生に煽られて燃えてきたのか、

オリンピック出場を反対する兄に説得を

しようとする模様。

カメラを向けられ、

ポーズを地味に変えたりする弥太郎。

なんかかわいい。

完全にヒールには描かないんだよなぁ。


そんな兄上に土下座してお願い…?

じゃ、ないんかい!


まさかのクラウチングスタート、

からのゴール!(白テープ切る!)


弥太郎「な…?や、弥彦は何をやっとる!」


お兄さん、はげしく同意ですよ(笑)

ほんまに何やっとるん。

好きやわーこのアホさ。


さて、先週の、

手紙を受け取った実次兄ちゃんの

怒り顔からのヒキですが…


家族は怒っていませんでした。

むしろ四三の活躍を喜び、

お金は田畑を売ってでも工面する、と…


なにこれ、ベタやけど泣けるー😭✨


実次は、陰膳を据えて、

武運長久を祈ります。


陰膳は、遠く離れた家族の安全を願って

据える食膳のこと。

戦時中は、出征した家族のために多くの家庭で、陰膳を据えていたそうです。

膳を据える場所は、当人がふだん座っていたところ。


私、こういうの、好きです。

古くから大切にされている

日本の儀式や習慣。


科学文明がどれだけ発展しようとも、

人間の力ではどうしようもないこと、

叶えられないことがあって…

そういう時に、おまじないのように、

大いなる存在に祈る。

そして目に見えない相手の存在を感じとる…


人間は、万能と思ってはいけない。

己の無力さを自覚し、敬虔で、謙虚で

あらねばならない、と思います。

手紙を抱きしめる。

手紙に祈る。


物理的にはうすい紙っぺらに

過ぎないのだろうけど、

強い思いや感謝があれば、

そこに神様が宿るのです。


や、私は特に何かの宗教を信仰しているとか

ではないのですが。

目に見えないものの力は信じています。


熊本玉名、池部家。

あらあら、ここはスヤさんの許嫁のお家…?

お金の無心のため、

スヤさんが実次さんを連れてきます。


なんとー…😭

胸のうちでひそかに応援している

四三のために、自分にできる精一杯を…

借金頼んだりしたら、相手の家に

不審がられたりするかもしれないのに…

スヤさんけなげやー…

三島邸で、

テーブルマナー講習を受ける

四三(フォーティースリー・笑)。


「金栗くん、趣味は?僕は最近、カメラに

熱中していてね(ピアノに触りながら)」


「ピアノじゃないのか」

Mr.Clabのツッコミが光る(笑)


三島家、おもしろいなぁ…

母上は、恐いようでいて、実は優しい顔で

息子のピアノに聞き惚れている…?

この母上、西洋のテーブルマナーもしっかり心得ているようだし、西南戦争のことも、「そんなどーでもいい話、まだ言ってんの?(意訳)」と一蹴…。一口に、「古い人間」とは片付けられないようだな。

弥彦は、母の物真似をして、

家族の不理解を嘆きながらも、

優しい顔で、母の写真を現像しています。

この時、お母さん撮ってたんだ。


「母は自分に興味がない」と言い、

自分も母親を諦めたように語っているけれど…


ほんとうは愛おしく思っているのね…


押しつけがましくなく、親子の愛の複雑さを

描いている…素敵…


…とか、人が感動してる時に、

この裸写真出してくるのやめなさいよ!

笑てまうやろ!

フレディマーキュリー思い出してまうやろ!


あかん、どんどんこのクドカンマジックに

はまっていくわ…笑


                               🐣

ここから、気になるところ、

ランダムピックアップ。

の、乃木希典!

わーお!✨おいしいな、三島家!

この時の「乃木さん?」っていう

四三の反応かわいかったな。

四三が渡航費捻出のために売ろうとした

雑貨たち。木彫りのくまさんのポーズが

かわいすぎ&切なすぎ。 


ボク売られるん~?みたいな。

これ、秀逸!

ついに主役と語り手が絡む…?

と思いきや、落語の稽古って…

うまい、うますぎる。

み吉野の  山の秋風  さ夜ふけて

ふるさと寒く  衣うつなり…


私とても好きなんですよぅー

この砧(きぬた)で衣打つ音と風情がぁ~

(写真思いっきりブレてるけど・笑)

ジゴロー先生、勝海舟からもらった

フロックコートを質に入れ、

四三への餞とします✨


いや、まあ、渡航費の方は、

四三の自弁に変わりないのだが…


でも、役所広司の瞳はいつも輝いていて、

なんだか泣かされちゃう。


徳三宝!お前もか!😭✨


四三のために募金を…

(募金箱、お、桶…?)


こんな脇キャラにまで、

そのあたたかい人となりを感じさせるとは…


いやーすごい!✨



ラストは、

赤げっとの実次兄ちゃんとの感動の再会!



「お前にはそれだけの価値がある」

周囲の人々に認められて、

支えられている四三。


自分の価値を認め、

応援してくれる人がいる。

これはほんとうに幸せなこと。


紀行の高橋大輔選手のエピソードも、

作品のテーマとうまくつながり、

美しい余韻に浸れました。


なんや、これ?

作劇と演出、完璧ちゃうん?

ありがとな、いだてん!

これからもよろしく!