Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Fishing Diary

ラインの選択

2019.02.27 09:17
僕は昔からナイロンラインを使っている。


一時期フロロを使ったこともあったが


やはり適度な伸びを持つナイロンが僕は好きだ。




この数年間、様々なラインを使ってきた。


当初はサンヨーナイロンのGTR HMやウルトラを使っていたが


2年前ぐらいからユニチカのシルバースレッドSARを使い始めた。


とにかく安い。それでいて強度も申し分ない。


ただ、300m巻きが通販でないとほぼ手に入らない(笑)




ラインはここで落ち着くと思っていたが、


再び変えても良いかと思える機会が巡ってきた。


きっかけは昨年から始めた管理釣り場。


当然バスと比べれば細いラインが必要になる訳だが


SARに4lbの設定はない。


トラウトクリアーというラインには4lbの設定があるが、


150m巻きのみの販売になる。


要するに75mを2回分ということだ。


僕は100mを巻きたい。


昨年、鹿島槍で遠投した先でかけた時は


そこから更に走られ、おそらく60〜70mはラインが出ていた筈だ。


広い管理釣り場ではこれが現実に起こる。




そこで300mや600m巻きを販売している


サンヨーナイロンに再び目を向けた。


以前と同じHMにしようと思ったが、


パッケージのリニューアルと同時に、


ウォーターバイオレットのカラーが


ただのクリアーカラーに変更されてしまっていた。


このカラーはリールに巻くと、より綺麗に映えたのでとても残念だ。



しばらくサンヨーナイロンを使っていない間に


新しい製品も出てきていたので、今回はそちらを試してみることにした。


ZO6とナノダックス。


両者を使い続けてみて、自分なりの結論が出た。





僕には断然ZO6が合っている。


おそらく使っているタックルの影響が大きい。


僕は管理釣り場でもワールドシャウラを使っている。


番手は最も柔らかいと言われる2650と2631ではあるが


管理釣り場ではエリアロッドのULよりも強い竿になる。


ロッドが強い分、ドラグは少しきつめ。


緩めすぎるとラインテンションが抜けてバレやすくなるからだ。


しかし、これが伸び率の少ないナノダックスには


あまり向いていないようだ。


対象サイズが50cm以上のクラスに限ることではあるが


魚が急激に走り出すと、結束部分からラインブレイクを起こすことがある。


糸を太くすればとなるが、この時点で5lbの話だ。


しかし4lbのZO6は同じ使い方をしても切れない。


魚が走り出す瞬間のトルク変動に、


純粋たるナイロンならではの


伸びで耐えてくれているのかもしれない。


ZO6はGTRとは違う質のナイロンだ。


詳しくは分からないが、4lbでもGTRのそれ以上の強度を持っているらしく、


表記の+αがそれを物語っている。




まるでナノダックスはよろしくないような表現になってしまったが


そのようなことは全くない。


僕の使い方と相性が良くなかっただけだ。


フロロ並みに伸びが少ないながらも、


ナイロンのようなしなやかさを合わせ持つ不思議なライン。


伸びが少ないので、フッキングはナノダックスの方が決まる。


低活性時の小さなバイトもナノダックスの方が感じやすい。


よりしなやかなエリア用のロッドであれば、


急激なトルク変動にも耐えるはずだから、


ナノダックスの方がバランスは取りやすいのかもしれない。


そう考えると、このラインは非の打ち所がなくなる。


エリアアングラーが多く使用している理由も分かってくる。


だから僕の使い方と相性が良くなかっただけだ。


マテリアルは適材適所であることを再認識させられる。




そんな訳で、しばらくはZO6を使ってみようと思っている。


2lbから20lbまで揃っているところから、


このラインが◯◯専用でないことが分かる。


そう。フリースタイルだ。


300mの設定も嬉しい。


600mがあるともっと嬉しい(笑)




そして、何よりこのラインは色が美しい。


普段は淡いグリーンだが、日中は鮮やかなブルーに見えたりもする。


ラインのような消耗品に、


見た目など関係あるかと言われればそれまでだが


僕にとっては意外と重要な部分でもある。




SARが無くなったら20lbもZO6を試してみようと思う。