なぜ、日本に新しい医療が普及しないのか?
新型出生前診断。
着床前診断。
以前では、到底分かり得なかった胎児の情報、受精卵の情報を知ることが出来るようになりました。
しかし、残念なことに日本では、まだほとんど普及しておらず、これから先も普及する可能性は極めて低い。
なぜかというと、日本は「最新の医療」よりも、「倫理観」「コンプライアンス」を重視するから。
もちろん、出生前診断で中絶が増えてしまうことは、私たち、社会全体で減らして行かなければなりません。
しかし、そうした検査の結果を経て、起こしたアクションに対しては、「医療」や「科学」はとても介入できるものではありません。
言い換えれば、スマホアプリをガラパゴス携帯で使おうとしようとすることくらい無理難題なのです。
医療や科学の目的は、「社会を創生」することではなく、「人類を救う」ことにあるのです。
では、諸外国を見てみよう。
中国は、遺伝子治療の世界の最先端であり、ベトナムや台湾などは、日本のように厳しい法制度が無いため、「患者の望む医療」を提供しやすい環境にあります。
そうです。
日本で、先端医療がどんどん普及していかないのは、確実に法的な問題があるのです。
例えば、iPhone8から始まったワイヤレス充電は、元々は日本人が作ったが、電波法によって使えなかった。
だから、わざわざアメリカに持っていき、製品化して、結局日本は輸入することになった。
本来は、輸出できるはずだったワイヤレス充電の技術は、「法律」によってフイにしてしまった。
これは、医療においても同じことが言えます。
何がいいたいかというと、本当に受けたい医療があるならば、それが日本で受けられない、受けにくい状況であるなら、東南アジアで検査や治療を受けるという選択も頭に入れておく必要があるのです。
例えば、台湾にある大新生殖中心のように、日本では倫理的な問題で受けること自体が難しい着床前診断などを扱っています。
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私たちは、ネットを使ってパワハラを訴えたりして、少数意見を世に発信することができるようになりました。
その一方で、倫理観という言葉一つで、社会的圧力をかけて、「望む医療を受けにくくする社会」を創り上げてしまった。
この代償は、ますます日本で暮らす人たちに悪影響を及ぼしてしまうだろう。
台湾やベトナムなど、福岡から東京に飛行機で行くのと同等の料金で現地に行くことが出来ます。
医療は、日本だけではありません。
東南アジアをはじめとする諸外国にもあります。
これが、本当のグローバル化では無いだろうか?