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ササモリモノローグ

最近面白かった漫画と小説の話。~『しまなみ誰そ彼』『かげきしょうじょ!』『本と鍵の季節』~

2019.03.13 16:13


皆さんこんにちは。

最近暖かくなってきましたね🌸

なんて思ってたら寒さが戻って来ちゃったりね☃️🍃

ここ2~3年、季節の境界線が曖昧だなぁって思うことがあります。


もうすぐ平成最後の年度末。

平成最後の...とか付けたくなりますが、正直この元号に特別な思い入れがある訳では無いんですよね。実感わかないし。

こういうこと言うから私は駄目なんですね。

元号が変わったら情緒のある人間になりたいものです。

最近お腹の中を隠しきれないあきです、元号か変わっても末永くよろしくね🐧🐧🐧



はい。

公演終わりの挨拶を乗っけてから細々と更新が続いています。

今回はめちゃくちゃ面白かった漫画と小説のお話を、なんと豪華三本立てでお送りします。

誰得?とか言っちゃダメだぞ( •ω-  )☆


✼*✲*✻*

いつも以上に長いので、簡単な目次を作りました。興味あるのだけでも読んでみてね。


①『しまなみ誰そ彼』

→広島の尾道を舞台に圧倒的な画力で描かれるLGBTに関する繊細で美しいお話。まじで心理描写が素敵すぎる。



②『かげきしょうじょ!』

→歌劇学校の話。圧倒的女子率!少女漫画だから読まないっていう男性は勿体ない!!!トップスターを夢見る少女達の熱い青春ストーリー⸜(*˙꒳˙*)⸝


③『本と鍵の季節』

→図書室を中心に描かれるほろ苦青春小説。静かでムズムズする青春。テンポの良い推理物。ミステリ好きは1回読んで。



はい。

目次は以上(*`・ω・´)


タイトルを太字にしてあるので、参考にして頂けると嬉しいです。

✼*✲*✻*

 



そんなわけで!!

面白かった漫画の1つ目から語っていきます。


鎌谷悠希さん『しまなみ誰そ彼』

こちらの作品、普段漫画読まない方にも読んで欲しい。

LGBTという、デリケートな題材を扱っている作品ですが、読む前と読んだ後では絶対に『他者』への認識が少し変わるはず。


作者様の優しい人柄がよく現れた、繊細ながらも暖かいお話です。

美しく抽象的な心理描写が素敵なこちらの作品、早速ご紹介して行きますね。


まずは簡単なあらすじから🐳


【あらすじ】

主人公である要 介(かなめ たすく)くんは、ある日、クラスメイトに男性同士のアダルト動画を見ている所を見られてしまいました。咄嗟に誤魔化しましたが、自分の性的趣向(ゲイ)が知られてしまったのではないかと怯え、自殺を決意します。

そんな彼の前に現れたのは、自分を『誰かさん』だと名乗る女性。

「なんでも話して。聞かないけど。」という誰かさんに案内された『談話室』で彼が出会ったのは、大地さんというレズの女性で...。

広島県の尾道を舞台に繰り広げられる、LGBTに対する差別や偏見などを暖かく繊細に描いた優しいお話です。


⏫Google Pray Bookの方。

画質死んでるのは私の知識ではどうにも出来ないのでお許しください...。


⏫こっちはAmazon。

Amazon画質綺麗だな。ビビっちゃう。

ちなみにたすく君は画像の子です。


(なんで🔗どっちも着けるの?と言われてしまいそうですが、私はGoogleストアで漫画を買うことが多いので、Androidの方はこっちのが買いやすいかなぁ...という勝手なお節介により2つ着けました。)


お分かり頂けると思うのですが、このお話、もうとにかく絵が綺麗なんですよ。

どこを切り取っても美しい。

心理描写のところなんか、本当に1枚の絵みたいなんですよ。

原画展とかやって欲しい。

 

絵が素敵、というのも十分すぎる魅力なのですが、個人的にはモノローグで多くを語らず、抽象的な心理描写で表すところが、このお話の最大の魅力だと思います。


第1巻でも、たすく君がクラスメイトにゲイであることをからかわれて、教室を飛び出した後、談話室に駆け込むシーンがあるのですが、モノローグがごく少ないのに彼の脳内が想像出来る描写になっているんです。

人が、『嬉しい』とか『悲しい』とか感情の認識をする裏側で感じている部分を描いてくれるというか...。

モノローグで語られるより感覚的で、鮮度があると言うか...。

とにかく、身に覚えのある感覚を見事絵で表現して下さっていて、思わず見入ってしまいます。 


この心理描写が特に際立っているのは、なんと言っても第3巻。

たすく君とその想い人、椿くんとの文化祭でのやり取りが美しく、とてもドラマティックで感動的なので、是非とも見て頂きたいです。


また、『談話室』のみんなと、マジョリティとして生きている人達との関わり方もまた見どころのひとつ。

LGBTの方々に焦点を当てたお話なので、マジョリティの人達が無神経だったり逆に気遣い過ぎて空回っているように受け取れるような描写があるのですが、それを日常生活に落とし込んだ時に、もしかしたら自分もしているかもしれない、と振り返る機会になると思います。

悪意があってそう描いているのではなく、ありのままの『今』の姿なんだろうな。

今ちょっとずつ時代が変わってきていますよね。

そんな時代だからこそ、大事にしなくては行けない観点なのかもしれません。


あと、キャラクターの1人である『チャイコさん』の選曲に従ってチャイコフスキーをかけながら読むと雰囲気倍増で楽しめます。

チャイコフスキーを作中に入れてる所も芸が細かいと言うか、作者様のこだわりを感じますよね。

いろんな解釈を生む漫画だと思うので、読書会とかにも使えそう...と思います。

ていうか私が読書会やりたいわ。


総評。

必ず心の中に何かが残せるお話だと思います。

機会があったらぜひ読んでみてくださいね✨



続いて2つ目。

こちらも漫画。


斉木久美子さん『かげきしょうじょ!』


過激な女の子の話?!って思われてしまいそうですが、全くそんなことはありません。笑

歌劇、の方です。

大正時代に設立された、未婚の女性のみで構成される劇団『紅華歌劇団』の未来のトップスターを夢見て『紅華歌劇音楽学校』に通う女の子達の青春を描いたお話です🌹


現在白泉社さんから1~6巻まで出てます。

3月5日に新刊7巻とジャンプ改で連載されていた前日譚『かげきしょうじょ!シーズン0』が同時発売するみたいだよ。


買うっきゃないね( ˙꒳​˙  )キリッ


(追記:3月10日現在、買いました。よきよきの良きです。相変わらず推しは決まりません。みんなも買ってね。)



同志を増やすために露骨に布教していきますね。

そんなわけで、まずは簡単なあらすじから🐳


【あらすじ】

オスカル様になることを夢見る主人公、渡辺さらさちゃんが夢を叶えるために入学したのは超名門『紅華歌劇音楽学校』。大正時代に設立された、未婚の女性のみが所属する歌劇団『紅華歌劇団』の未来のトップスターを目指して切磋琢磨し合う少女達の青春群像劇!

⏫こっちがGoogle Pray Bookのリンク。

こっちはAmazon。



⏫特設サイトあったからこちらも貼っておきます。


はい。

こちらの作品の最大の魅力であり推しポイントは、兎にも角にもキャラクター達の個性が溢れまくりなところ。

推しが決まらない現象がおきます🚨⚡

個性が強い、とひとくちに言ってしまうのは簡単なのですが、この作品はキャラクター達のここまで来た背景が要所に散りばめてあり、バックボーンが想像出来るんですよ。

そう、一人一人にちゃんと物語があるって言う感じ。

だから応援したくなるし、好きになっちゃう。

みんな本当に素敵なええ子達なんですよ.....いやマジで...。


主人公の渡辺さらさちゃん(上の表紙の子)はもうなんて言うか、The☆主人公!って感じで既にスター性溢れてて頑張れー!って応援したくなっちゃうし、同室で元有名アイドルの奈良田愛ちゃんのアドバンテージに驕れず不器用に頑張る所も、山田彩子ちゃんの良い子過ぎて繊細ながらも『歌』っていう唯一無二の武器で戦っていく所も、冬組トップスターの里美星さんの苦悩の末に現在の生き方を選んだ所も、先輩キャラ野島聖ちゃんの何を言われてもブレない強さも凄い素敵だしetc..


もうなんて言うか...キャラの魅力が留まることを知らない。


この子が私の推しです!!っていう子は決まってないのですけど、個人的に特別視して見てるのは、先程少し触れた先輩キャラの野島聖ちゃんです。きっと後の推し。


紅華歌劇音楽学校(以下『紅華』)には、1年生に当たる予科生と2年生にあたる本科生がいます。

予科生一人一人に、指導係として本科生の生徒が割り振られる制度みたいです。

野島聖ちゃんは、元アイドルの奈良田愛ちゃんの指導を担当しています。

本編では所謂『物凄く可愛いけどちょっと怖い先輩』なのですが、聖ちゃん視点の紅華入学前のスピンオフと、最新7巻に収録されている中山リサ先輩(主人公ちゃんの指導係)視点のスピンオフを読むと、彼女の強さと覚悟を知ることが出来ます。

それこそが聖ちゃんの隠された魅力。

読んだら絶対聖ちゃんの虜になること間違いなしです。


聖ちゃんだけに限らず、みんな本当に素敵な子達だらけなので、ぜひ皆様の推しの子を見つけてください。 

そして私とお話しようね。


ウン千人の中から選ばれて、そこからさらに何度も何度も篩にかけられて。

厳しいレッスンと現実、人間関係に耐えながら、トップスターという頂点を目指してひたむきに努力する少女達。

みんなみんな一生懸命過ぎて、頑張ってる姿、悩んでる姿が、等身大過ぎて。

何度か涙を持っていかれました。


あ、あと。

少女漫画誌での連載(前日譚はジャンプ改だけど)なのに、恋愛描写がとても少ない点も注目ポイント。

主人公、渡辺さらさちゃんには彼氏がいるのですが、それらしい描写といえばSNSでの近況報告が描かれる程度。

さらさちゃんの彼氏は、幼なじみの歌舞伎役者さんなのですが、交際に至るまでの過程が少し複雑で、お互いに抱いてる感情もまた同じくらい複雑なんです。 

天真爛漫でいつも明るいさらさちゃんが、彼氏に抱く感情とは...っていうのもかなり見どころポイントなので、是非ともそれが明かされる6巻まで読んでみて頂きたいです。


文化祭でやる寸劇『ロミオとジュリエット』のキャストオーディションを行うのですが、その時のさらさちゃんのティボルト(ロミオのライバル役)を、見て頂きたい。

ていうか6巻まで読んだら絶対誰かしらをめちゃくちゃ応援したくなってるはず。


だからみんなかげきしょうじょ読もうぜ!!!!


作者様のキャラクター、そして物語への惜しみない愛情も感じられる所もまた激推しポイント。

個人的には、前日譚のシーズンゼロを読んでからの方が色々わかりやすいかもなぁと思います。


いつか映像化、舞台化されることを楽しみに日々を過ごそうと思います。


最後。

こちらは小説。


米澤穂信さん『本と鍵の季節』

私米澤さん大好きなんですよ。

『氷菓』を始めとする古典部シリーズ、藤原竜也さん主演で映画化された『インシテミル』、昨夏N⚪Kでドラマ化された『満願』などのビックタイトル達はもちろん文句無しに面白いのですが、個人的には『儚い羊たちの祝宴』と『リカーシブル』と言う作品が特に面白くて好きなのでお時間ある人は読んでみてください。


特に特に!!!!!!!!!!


『儚い羊たちの祝宴』に収録されている4つ目の話『玉野五十鈴の誉れ』を是非。

私は初めて読み終えた時、夏目漱石さんの『夢十夜』の『第三夜』を読んだ時と同じ気持ちになりました。

そろりそろりと進んで行き、最後冷や汗ドバッてなるあの感じ。最高(((Q(・ω・Q)シャカシャカ

読みやすい文章をユーモアたっぷりで書きながら、散りばめた伏線を鮮やかに回収していく美しさに虜になること間違い無しです。


すぐ話逸らすな自分。#隙あらば自分語り

失礼しました。


さて。

こちらの『本と鍵の季節』。

簡単なあらすじから見ていきましょう🐳


【あらすじ】

主人公の『僕』こと、堀川次郎くんは高校2年の図書委員です。同じ委員会に所属する松倉詩門くんとほとんど利用者のいない図書室で当番を務めています。

そんな2人の元に、図書委員を引退したはずの先輩女子が訪ねて来ます。

なんでも、亡くなった祖父の金庫をあけてほしい、との事。

放課後の図書室を舞台に繰り広げられる、爽やかでちょっぴりほろ苦い青春ミステリーです。



例に漏れずAmazonリンク。

現在文芸書での発売です。

絶対文庫化するとおもうので、そしたら絶対文庫本も買います。

今読みたい人は文芸書買ってみてね。


特設サイト出来てたよ。

イケメン。びびった。

試し読みが出来るようなので、こちらから入ってみても良いかも。あと絶対こっちのあらすじのがわかりやすい。

はい。

こちらの作品、何度も言うようですが、系統的には爽やかでほろ苦い青春推理小説です。

先述で絶賛した『儚い羊たちの祝宴』よりもいくらか軽めの書き口だった印象です。

どちらかと言うと『氷菓』とか(古典部シリーズ系)に近い感じかな。読んだことある人は参考までに。


持ち込まれる謎もそれ程重いものではなく、男子高校生の日常の延長線上にあるものばかり。(いやまぁ後半は重いのもあるけど。)

先輩の家の開かずの金庫を開ける、とか、後輩のお兄ちゃんのアリバイ探しとか、美容院のコインロッカーの謎、とか。

物語は、主人公の『僕』こと堀川次郎くんと、その友達の松倉詩門くんの会話を中心に回っていきます。


この物語の最大の魅力は、堀川くんと松倉くんが『2人で名探偵』な所です。

お互いがお互いの推理の足りていない所を補い合って、結論を出します。

どちらも探偵であってお互いの助手なんですね。

会話で謎が解かれるからか、テンポが良くて読みやすく、謎ときを楽しみたい派の人も楽しめる作りだと思います。


様々なヒントから推理を組み立てて行き、結論に行き着く様は大人顔負けの名探偵。

なのに、謎解きの合間に交される会話は至って年相応で可愛らしい。

大声で騒ぎこそしないものの、時には周りを置いてけぼりにしながら、くだらない話に華を咲かせて笑う2人にキュンとすること間違いなし。いやマジで。 


こういう高校生らしい友情が描かれたあとのラストがなんとも切ない。

本当に切ない。自分は大人になってしまったので、尚更切なく感じてしまいます。


そういう、青春特有のビターな部分も含めてとても面白い作品です。


余談ですが。

2つ目の話『ロックオンロッカー』を読むと、パセリコーラが飲んでみたくなります。

青臭くないけどスッキリした苦味のあるコーラなんだって🥦(←これはブロッコリー)

想像より不味くないけど何故かまた飲もうとは思わない味、らしいですよ。

どっかの会社で発売してくんないかな。




そんなこんなで今日のお別れの1枚。

いつか飼育していたクラゲ。

彼はこの40日後、水質汚濁の為に天に召されました。本日ごめんね。



はい。

本日は長々とお付き合い頂き誠にありがとうございました。

今後もどうか、お暇な時に覗いてくださると嬉しいです\(◦˙-˙◦)/🌼.*


花粉症の方は辛い時期だと思いますが、できる限り楽しく快適にお過ごし出来ることを願っております(  . .)"


以上!

あきでした🐧🐧🐧


お休みなさい!

よい夢を〜〜(*˘꒳˘*)





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