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発達さんのためのでこぼこサークル『ここから』(解散いたしました)

2/22 おくすりとADHDさんのはなし

2019.02.22 00:20

ADHDの新薬承認のニュース。



選択が広がるからありがたい、という声もありますが、、覚せい剤の元になる成分、フェタミンが入っています。


まぁ、そんなこと言ったらいままでのくすりだって大差ないのですが。


成長期の子どもに飲ませることに抵抗ある方もいらっしゃることでしょう。


学校では難なく過ごされた方も

社会の組織の中で役割を果たす段階になってからののち、発達障害がわかっておくすりを飲み始める方もいます。




ADHDさんのおくすりの作用をわかりやすく説明します。


普段、ADHDさんがあちこちに気持ちが引かれて落ち着かない状態であることというのは、毎日、ディズニーランドやラスベガスにでもいる状態といいますか、キラキラとネオンが輝いていたり、ミッキーやミニーが毎日そこらへんにいるような感じ 笑


旅先でテンションが上がって、わけのわからないお土産を衝動買いしたり、なにこれ?と後から冷静になれば理解できないような写真を撮っていたりするのに似ています。


おくすりを飲むとシャッターが降りたというか、網掛け状態、遊園地が閉店したような状態になり、目に入る、目につくものが減るので集中できるようになる、という感じなのだそう。


ただ、本人には、なかなかその作用がわかりにくいらしく、周囲の方が、指示入りが良くなったとか、落ち着いて集中してる様子が見られるなど、飲んでいるか、いないかが割とわかるのだそうです。


大人になれば、やっぱり、飲んでいる方が仕事が進む、嫌なことを先送りしなくなる、という効果が割とはっきりわかるようです。


どうも、ADHDさんは、自分のことを置いても、人のことに手を出す癖がある人が多いようで、人の世話をやいているうちに自分のことがおろそかになって期限に遅れるとかそんな風になることもあるみたい。苦手なことも人助けだと思うとできちゃう不思議ですね。

よく、自分に軸をおいて、と言われます。


集中力がない、というのは周囲の情報を選択して取り入れることができないために、あちこち気になってしまって、集中できないように見える、ということ。本人は一生懸命やっているんです。

とても夢中になっているときは逆に過集中していたりします。こんな時は寝食も忘れます 笑

集中できないわけではないんですね。いろんな情報が入りやすく、その中から必要な情報を選択したり、いらない情報をシャットアウトすることが苦手なために、集中しづらくなっているのです。


ADHDさんは気分の波も激しく、双極性障害と間違われることも。

アスペルガーさんは統合失調症と間違われやすいです。もちろん、二次障害によって両方発症する方もいます。


おくすりを飲むとその気分の波も穏やかになるそうで、ADHDさんには感激屋さんも多いのですが(良くも悪くも 笑)それも抑えられるとのこと。

美しいものを見て感動する、ということを人一倍感じているADHDさんですが、くすりの作用でそれが落ち着いてしまうのは寂しいことだと仰る方もいます。


ADHDさんは落ち着きがないけど、いろんなことに一喜一憂する無邪気さもあって、可愛らしい方が多いです。


いつも良くも悪くも極端なので、大げさに見られますね 笑

そんなに興奮しないで、とよく言われます 笑




昨日、カフェできいた話。


とあるお子さん。

発達障害でお薬を飲んでいる。

その子が、


おくすりを飲むとみんな、優しくしてくれる
飲まないでいると怒られる
みんな、おくすりを飲んでいるわたしのことを好きなんだなぁ


と言っていたそうです。


いいのか悪いのか、、よくわからなくなりますね、、、


飲むも飲まないも自由です。

飲まざるを得ない環境にある方は、飲みたくなければ環境を変えるしかない。


でも、環境を変えるって?

そんなに簡単なことじゃないですよね。


のほほんとしていつもニコニコ、感情の起伏が激しく、無邪気に見えるADHDさんですが、心と頭の中は毎日パニックで大忙しです。


思考も多動なので想像が止まりません。

全てにおいてそうですけど、コントロールできないこと。考え過ぎだよ、と言われるけど、本人だって考えたいわけではないのです。

いつも悩んでいるADHDさんはとても疲れやすいので、他の人のペースに合わせるのも難しい。

とても元気なイメージなんだけど、短距離走者なんですね。わかりやすいキャラクターでいうと赤毛のアンがまさにそんな感じです。


いろんなことに一喜一憂して全てが素晴らしく見え大騒ぎして、突然カッとなって同級生の頭を石版で殴り、悩んでしまって不登校。


でも。

逆に言えば赤毛のアンのように世界的に愛されるキャラクターになり得るADHDさん。

坂本龍馬もADHDだったといわれていますね。


最後に。誤解を受けるといけないのでいいますが、ここにあげたADHDさんの特徴は必ずしもADHDさん全員に当てはまるわけではありません。同じADHDさんでも、アスペルガーさんでもある人もいるし、むしろ、ADHDだけの方の方が少なくて、みんななにかしら混合しています。わたしの感覚過敏なんかはどちらかといえばアスペルガーさんの特性ですね。


大事なのは、障害名は参考程度にして、その人本人を受け止めることです。マニュアル通りにはいきません。

そこが発達障害の難しいところ。でも、定型発達の人たちだってそれぞれに個性があって価値観や接し方は人それぞれですよね。

それが極端(凸凹)なのが発達障害であり、持って生まれた特性なので変えようがないのです。


さて今日はお店(Share Cafe おおきな木)お休みして山形へ。

わたしにとってのディズニーランド、げたぱんさんにまもなく着くのでこの辺で❤︎


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