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tete a tete

発掘

2019.02.21 13:36

件のポンコツパソコンを今日も操作する。

何気なくドキュメントフォルダを潜っていったのがすべての始まり。

何気なく、とは言え、本当は少し予期して、期待して、潜っていったのだけど。

潜った先に立ち現れたのは、黒から灰色にかけて染まった私の歴史たち。

卒論の欠片や、物語の欠片は昨日のとおり承知していたけれど、その物語の設定から、大学時代のレポートやES、高校時代に好きだった歌詞や俳句、文化祭の出し物に使ったキャッチコピーなど。

本当に、欠片という他ない文字の群れがいくつものwordファイルに散っていた。

 

まとまった文章たち。

ESは恥ずかしすぎて開かなかった。今でもきっと同じように上っ面をなでた志望動機を絞り出すんだろう。

 

レポートは、書き殴らずに向き合った覚えがあるものを開いてみた。当時それなりに論理立てて考えて書いていたと思うけれど、今冷静に読めば辛うじててにをはが整っているくらいの、なんて稚拙な。

でも熱量だけは、とてもよく伝わる。作者だからかな。

 

物語は、ぜんぶ開いて読んだ。

更新されるはずだった「」「」「」が末尾に果てなく続くwordファイル。

10年も経てば自分も別人で、

どんな展開で書こうとしてたんだっけ?

こんな関係者いたんだっけ?

でも、この設定好きそうだよね、と。

先が気になる欠片たちだけど、たぶん動き出すことはないんだろう。

そこに暮らす人々はみんな幼くて、何より当時の私が反映された高校生の暮らしが眩しかった。

放課後、部活に行くまでのスキマだったり、新学期の先生の脅しや、クラスでの打ち上げ、部員との距離感。

当時は、それしかない自分が小さいなぁと思っていたけれど、どうしてどうして。

そんな些細な日常が、大人になったつもりの今の私に眩しく刺さる。

 

すっかり忘れてしまっていたね。それだけが、すべてだったのに。