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ダンス評.com

スー・ヒーリー、白河直子、小㞍健太、湯浅永麻、浅井信好、ハラサオリ「ON VIEW: Japan」/「Dance Lab #2」横浜赤レンガ倉庫1号館2FスペースC

2019.02.22 13:57

■ダンス・プロジェクト「ON VIEW: JAPAN」

オーストラリアの振付家・映像作家のスー・ヒーリーが、2013年から各地(オーストラリアや香港)で行っているダンス・プロジェクト「ON VIEW」。その日本版が、2018年9月に愛知県芸術劇場で、名古屋学芸大学映像メディア学科の協力を得て始動。5人のダンサー、白河直子、小㞍健太、湯浅永麻、浅井信好、ハラサオリをフィーチャーしている。


■映像インスタレーション(展示)「ON VIEW: Japan『Portraits of Dance Artists』– Video Installation 」

「横浜ダンスコレクション2019」では、展覧会として、5人の各ダンサーを肖像画・写真のように切り取って伝える映像インスタレーション「ON VIEW: Japan『Portraits of Dance Artists』」が展示された。

半円状に横に並べられた5枚のスクリーンに、5人のダンサーたちが映し出される作品だ。ダンサーたちは、スー・ヒーリーから与えられた「タスク」に基づき、撮影を行った。「タスク」は、どんな場所で撮りたいかを尋ねられたロケーション撮影、どんな動物と「デュオ」したいかを尋ねられた動物との共演、など。

単独で見ても、ダンスとダンサーと映像の美しさを堪能でき、発見の多い作品だが、後述の関連イベント「Dance Lab #2」のデモンストレーション+トークを見て聞いた上で映像インスタレーションを見ると、何百倍も濃く深く楽しめる。


■ショート・フィルム(オンライン)「ON VIEW: Japan – Short Films」

上記の映像インスタレーションの一部の映像は、「ON VIEW: Japan」のウェブサイトで「Short Films」として見ることができる。この一部の映像だけでもゾクゾクする素晴らしい「絵」が見られるので、かなりおすすめ。

小㞍健太さん、湯浅永麻さんの魅力を再発見するとともに、失礼ながらこれまで知らなかった白河直子さん、浅井信好さん、ハラサオリさんもとてもすてきなダンサーで、機会があれば公演もぜひ見に行きたいと思った。

■ライブ・パフォーマンス(公演)「ON VIEW: Panorama – Live Performance」

「日本×香港×オーストラリア 国際共同製作プロジェクト」として、これまでの「ON VIEW」の映像とダンスを、ダンサーたちの生の身体と彼らの映像とが「共演」するパフォーマンスとして上演予定。2020年に横浜市と愛知県で初演後、香港とオーストラリアでのツアーを予定。絶対見たい!

2020年1月31日(金)~2月2日(日):横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜)

2020年2月7日(金)~2月9日(日):愛知県芸術劇場小ホール(名古屋)


■デモンストレーション+トーク(イベント)「Dance Lab #2」

「Dance Lab #1」は、昨年、横浜・象の鼻テラスで開催。海外でも広く活躍するダンサーたちが、ヨーロッパや北米の著名な振付家たちについて直接知る者ならではの視点から語るという、非常に有意義なイベントだった。

第2回となる「Dance Lab #2」は、「ダンスと映像の新たな地平~見ること、見られること」と題され、「ON VIEW」を題材に、「ダンスと映像」「見ることと見られること」「ダンサーの視点と観客の視点」といったテーマが扱われた。「ON VIEW: Japan」の振付・映像のスー・ヒーリー、映像監督の伏木啓、プロデューサーの唐津絵理、映像出演の白河直子、小㞍健太、湯浅永麻、浅井信好、ハラサオリが参加。第1回にまったく引けを取らない、期待をはるかに上回る充実した内容だった。

以下、「Dance Lab #2」の「第1部:デモンストレーション」と「第2部:トーク」について記述する。


【「Dance Lab #2」第1部:デモンストレーション/Demonstration】

----(※公式サイトより引用)----

実際にライブでダンス(身体)を観ることと、ダンス映像を観ることの差異を体感するデモンストレーション。「ON VIEW :Japan」で多様な映像撮影に参加したダンサーが、リアルタイムで踊る姿を、映像作家の伏木啓が記録・再構成し、実在する身体と映像の差異や関係性を探求する。

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「デモンストレーション」では、ダンサー・振付家の小㞍健太さんと湯浅永麻さんが、短い動き、ダンスを披露。同時に映像作家の伏木啓さんがその様子を撮影し、ダンサーの動きと同時に流したり編集を加えた映像をダンサーの動きと組み合わせたりして、独特なダンス鑑賞体験をさせてくれた。

小尻さんは、映像の機能の一つ「記録」に関係するデモンストレーションを行った。実際の身体とそれを映したライブ映像とで、ダンサーの正面と背後からの姿を同時に見せたり、映像を実際の動きから少し遅れて流して、「ずれ」「だぶり」「過去と現在」を見せたり。映像を舞台で使った演劇やダンスは見たことがあるが、その場でつくられる動きと映像の組み合わせを見るのは不思議な感覚だった。

小尻さんの感想:「ダンサーなので鏡に映った自分の姿を見ることは多いが、鏡だと通常は自分の正面しか見えない。ライブ映像では、動くのと同時に自分の横や後ろの姿を視界に入れ、意識することができる。自分以外の振付家の作品を踊るときはその振付家の『視点』を意識するが、自分で振り付けた作品を自分で踊るときは、ライブ映像から得たような『見られる』視点、意識が特に重要になってくる」。

湯浅さんは、映像の別の機能である「視点」に着目したデモンストレーション。普段から、ダンスしているときに、英語で言うところの「see、look、watch」の「見る」を使い分けている(観客や共演者に対して)そうで、その違いを映像で捉えられるかを実演した。「目」が重要なので、顔をクローズアップで撮影。クローズアップは、通常の公演では観客が得られない視点であり、映像でのみ可能になる見方だ。

seeはぼんやりと見えている感じ、lookはきちんと視界に入れて見詰める感じ、watchは対象を注視して逃さず見続ける感じ、と説明していいだろうか?湯浅さんは説明をする前にこのデモをいきなり行ったのだが、見ながら、「だんだん視点が定まってきて、最後は一生懸命に見過ぎて涙目になってきたように見えるな」と思ったので、湯浅さんの意図はこちらにちゃんと伝わっていた気がする。

次は、小尻さんと湯浅さんとでデュオ。プラス、そのデュオに手持ちのカメラが入っていって「共演」する。まずは映像作家の伏木さんが撮影。次に、別のダンサーの方(撮影のプロではない)が撮影。撮影中の映像はリアルタイムでスクリーンに映す。

見た感想としては、伏木さんの撮影は、どちらかといえばダンスの全体像を捉えようとしている感じ。ダンサーの方が撮影した映像ではダンサーが生々しく見えて、映像と生のダンスとを一緒に見たときに一体感がある。撮影するダンサーの方の体の動きも美しいので、踊っている2人と撮影者と映像とが全てうまく組み合わさって、1つの「踊り」として見ることができた。ダンサーの方が撮影するまで気付かなかったのだが、伏木さんの撮影では、映像は安定感があってきれいなのだが、映像を見ようとすると生のダンスが目に入りづらくなり、逆も同様で、生のダンスと映像とに断絶が感じられた。

小尻さんの感想:「もともとカメラで撮影されるのが苦手。無機質なものとして撮られている感じがするから。だから、『ON VIEW: Japan』の撮影でも、最初はできるだけカメラを無視して意識しないようにしていた。でも、カメラを見なくてはいけないタスクがあって、嫌だったけど、スー(・ヒーリーさん)に『カメラとコミュニケーションして』と言われて。そうしてみたら、カメラマンが同調してくれたりしてくれなかったり、共演のダンサーと絡むようにカメラと絡んだりすることができるようになった」。

先ほど撮影を担当したダンサー(みう さん?)の感想:「湯浅さんが話していた3つの『見る』で言うと、カメラで撮影するのがwatch、自分の目で見るのがlook、撮影する自分も撮影されるダンサーも含めて全体を眺めている視点があってそれがsee。(イベントの前日に初めてビデオカメラを本格的に扱ったが)だんだんカメラが体になじんできた。カメラでダンサーを撮影していると、まるで自分の身体でそのダンサーに触れているような感覚」。

伏木さんの感想:「ダンサーを撮影していると、自分もどんどん動きたくなってくる。そんなに動けないけど」。

湯浅さんの感想:「『ON VIEW: Japan』ではタスクを与えられて踊るが、撮影中はどんなふうに映っているのか分からなかった。編集後の映像を見ると、想像していた通りの自分と、思ってもいなかった自分の両方が混在して映っていた。その映像を見て、やっと撮影者の意図を理解できた」。

湯浅さんの感想を受けて、確かファシリテーターの唐津絵理さんが「ダンサーの本質と新しい面の両方を捉えていましたよね」というように応じた。

この後、小尻健太さんと湯浅絵永麻さんによる10分くらいのパフォーマンス。素晴らしかった。1000円で見させてもらっていいんですか?と思うくらい完成度の高い、ハイクオリティーのパフォーマンスだった。映像との組み合わせ方もすごくて、泣きそうになった。

それまでは使っていなかったスクリーンが天井にちょっと斜めに設置してあり、パフォーマンスの後半になってそのスクリーンに気が付いた。湯浅さんが小尻さんの上に乗って天井に顔を近づけると、そこにカメラがあったらしく、天井のスクリーンに湯浅さんの顔が大写しになった。

映像を担当した伏木さんによると、このパフォーマンスの映像で追求したのは「際(きわ)」。少し前の時間の自分と今の自分、自分と他者、といった間の「際」。

創作のプロセスとしては、小尻さん、湯浅さん、伏木さんとでアイデアを出し合って、何ができるかを探ってみたのだそう。床に置いてあるスクリーンだけ等身大で、床に置いてあるためそこに人が本当にいるかのように見える効果がある。また、天井にあるカメラとスクリーンが生きるような振付の踊りをラストで行っている。このように、映像とダンスの関係を見ながらつくった。

湯浅さんの感想:「ちょっと前にそこにいた身体が、動いていなくなると、もうそこにはいないのだが少し前まではいた、という感覚が残る。映像で現実からは少し遅れて身体が映し出されると、そういう感覚を思う。親密さが表れる(という話だったか?もしかしたら聞き間違いがあるかもしれない)。でも、カメラには、こちらが来てほしくないところにまで踏み込んでしまえる暴力性もある」。

小尻さんの感想:「『ON VIEW: Japan』のできあがった映像を見たら、自分で無意識に動いていたようなところは少し動きが雑だった。このプロジェクトに参加したことで、演者と観客の両方の視点を以前より強く自分の中に感じるようになった」。

湯浅さんの感想:「伏木さんは、テクニカルだけど、感情の部分ですぐに結び付くことができたので、一緒につくりやすかった」。

第1部はここまで。しばしの休憩に入る。


【「Dance Lab #2」第2部:トーク/Talk】

----(※公式サイトより引用)----

「ON VIEW: Japan」に参加したアーティストが、映像作家、ダンサーとしてのそれぞれの経験を元に、ダンスと映像の間に存在する「見ること、見られること」の本質的な関係について観客と共に考える。

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まずはスー・ヒーリーさんがお話しした。第1部について、「いろいろと実験できたのがよかった。映像からempathy(共感)を感じた。小尻さんの時間と空間の使い方も面白かった。撮影を担当したダンサーの方の撮影中の動きもよくて、その動きと、小尻さんと湯浅さんのデュオとの関係もよかった」。

「ON VIEW」についてスー・ヒーリーさん:「5年間行っているプロジェクト。動きと、動く体を私たちがどう見ているのかに関心がある。例えばポートレート・ギャラリー(肖像画・彫刻の美術館)を考えてみると、文化によって肖像画の描かれ方は違うのか?とか。ダンサーはどう見られたいのかが分かっている人たちだから、彼らを撮った映像作品をつくっている。言葉を使わず身体で考えるダンサーという存在に興味がある」。

「タスク」についてスー・ヒーリーさん:「タスクは、次のようなものを行った。・3種類の衣装で同じダンスを踊る(3つのperforming identities)。・seeingとbeing seenの関係を探る。・ダンサーが選んだ動物とのデュオ(動物の目を見ると、人間をどう見ているのかが分かる。サルの撮影では、サルはダンサーのことはほとんど見ずに自分の手ばかり見ていた)。香港ではこういったタスクを10人のダンサーと行った」。

さらにスー・ヒーリーさん:「同じ会場の下の階で開催中の国際ダンス映画祭『身体が残る。』と私は関心を同じくしている。オーストラリアでは80、90代や104歳のダンサーがいる。私もずっと『ON VIEW』のプロジェクトを続けていきたい」。

次に、「ON VIEW: Japan」の小尻さんと湯浅さん以外の出演者、白河直子さん、浅井信好さん、ハラサオリさんが登場し、スー・ヒーリーさん、伏木啓さん、ファシリテーターの唐津絵理さんも一緒に、トーク。2週間かけたという撮影の感想から。各ダンサーが、気に入っている自身の映像の短い抜粋を流してから、話した。その後、スーさんや伏木さんも感想を述べていった。

浅井信好さん:「橋の上で撮影。檻みたいなイメージもある場所。舞踏家として、常に自分の体を空っぽにして、例えば撮影される場合は撮影場所や撮影者とのコミュニケーションの中で生まれてくるものを体の中に入れている。踊っているところを鏡で見たりはしない。想像の中の自分のイメージと映像に映っている自分の姿は完全に一致している。映像については、これまでもMV(ミュージックビデオ)やアート作品にたくさん出演してきた。写真を撮られる機会も多い。写真撮影でも、写真家と無言のコミュニケーションをする」。

スーさん:「信好との撮影は楽だった。こちらが欲しいものをすぐにくれたから」。

ハラサオリさん:「名古屋の白鳥庭園で撮影。『水がある場所』という希望を出して、この場所でと提示された。MVの経験が結構あるが、MVではタイトなスケジュールの中で監督の要求に応える。でも、スーは何も求めない。『奇跡』を待てる忍耐がある。英語のshootは『撃つ』と『撮影する』の意味がある。通常は撮影はそのように『狙い撃つ』感じ。でも、スーは私がキメキメで踊ったところは使わなかった。空間をつかんでいくような感じだった」。

スーさん:「サオリはlightnessとslightnessがある、organicなダンサー」。

白河直子さん「3着の衣装で同じダンスをして、その3つの映像を横に並べた映像。服は自分で選ぶようになっていた。『ボレロ』や『白鳥』の作品や踊りのアーカイブということも意識して、大島早紀子さんに振り付けてもらった」。

スーさん:「直子は彫刻的な動きと体。アーカイブには私も興味がある。マース・カニングハムやウィリアム・フォーサイスもアーカイブに携わった。『ON VIEW』はcreative archiveであり、subjective point(主観的な視点)でつくっている。

日本やアジアとは昔から関わりがあった。1996年に初来日してダンスを制作した。その前は中国に行っている。最近は、香港、台湾、日本でプロジェクトを行っている。アジアで制作すると、自分のcomfort zone(居心地のいい領域)から出ることができる。これはアートにとってとても大切なことだ。一方で、ダンサーとは国が違っても同じようにコミュニケーションできる」。

ハラさん:「『ON VIEW』の映像は、撮影時のコミュニケーションがたまたま映像として残っている、という感じがする」。

伏木さん:「日本版は名古屋で撮影したので、浅井さん以外のダンサーたちは自分が知らない場所で撮影に臨んだ。ロケーションをダンサーが選ぶタスクも、浅井さん以外は抽象的な希望を出してもらって、制作チームがその希望にかないそうな場所を探して提案した」。

スーさん:「香港のダンサーたちも(撮影場所は香港だったが)、ロケーションは制作チームが選んだ。10人もいるダンサーたちを限られた時間で撮影する必要があり、移動のしやすさなども考慮しなければならなかったから。

日本のダンサーはaestheticsがあり、elegantでrefinedで、clarityがある。香港はexterior(?聞き間違いか)な感じ。オーストラリアはenergeticでtoughnessがある」。

「動物とのデュエット」のタスクについての話。浅井さんはサルと。スーさんから「サルを見ないように。サルに対してaggressiveにならないように」と言われていたのに、本番ではばっちりサルを意識して、見て、働き掛けた。

白河さんは犬が好きなので犬と。唐津さんの犬を連れてきてもらって撮影したが、犬は唐津さんの方ばかりに行ってしまった。

当初、「動物とのタスクはやりません」と言っていた小尻さんは白いフクロウと。「小尻さんがフクロウのように首を動かす様子など、美しかった」とスーさんがコメント。

ハラさんは「昔から顔がカメに似ていると言われてきた」とのことで、カメを選んだ。「スーさんがさっき『動物の視点で見る』と言っていたが、撮影中はカメにいろいろちょっかいを出して気を引こうとしたが、カメの視点から映像を今見てみたら、カメは私に興味がなかったんだと分かった」とハラさんがコメント。

湯浅さんは「アメーバ」の映像との合成映像で、アメーバと「共演」。衣装はスワロフスキー。


最後に、質疑応答。

スーさん:「コンテンポラリーダンスでは通常の公演でも多くの振付家がそうであるように、『ON VIEW』の振付も、踊るダンサーとのコラボレーションでつくった」。

ハラさん:「『ON VIEW』の撮影後は、踊るときに全てをコントロールしようとはせず、投げ出す部分を残すことをできるようになった。自分なら野菜の切れ端のように捨ててしまうものの中にも、自分がまだ発見できていない自分が詰まっているかもしれないと思えるようになった」。


スーさんは温かい人柄とダンスとダンサーへの熱い気持ちが伝わってきた。だから、アジア各地でコラボレーションしながらのプロジェクトを進められるのだろう。浅井さんはストリートダンサーをやった後に山海塾で舞踏をしたらしい。SMAPや浜崎あゆみのバックダンサーや振付をしていたそうで、よく見るとかっこいい。白河さんは年代は他の出演者より上だと思うが、新鮮な好奇心や発見を素直に口にしていて面白かった。ハラさんは、たぶん、感覚を言葉で表現するのが上手で、自分のことを客観的に観察できる人。ダンスについてのエッセイとかを出版してほしい。


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<映像インスタレーション(展示)「ON VIEW: Japan『Portraits of Dance Artists』– Video Installation 」>

2019年

2.14 [thu] 13:00~20:00

2.15 [fri] 13:00~20:00

2.16 [sat] 14:00~20:00

2.17 [sun] 11:00~17:00

横浜赤レンガ倉庫1号館2FスペースC

振付・映像:スー・ヒーリー

撮影監督:ジャッド・オヴェルトン

作曲:ダレン・ヴェルハゲン、ジャスティン・アシュワース

ドラマトゥルグ:ショナ・アースキン

映像監督:伏木啓

プロデューサー:唐津絵理(愛知県芸術劇場シニアプロデューサー)

映像出演:白河直子、小㞍健太、湯浅永麻、浅井信好、ハラサオリ

主催・企画:ON VIEW: Japan 実行委員会

共催:愛知県芸術劇場、横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

企画協力:愛知県芸術劇場

協力:名古屋学芸大学映像メディア学科 協賛:2020 文化芸術イニシアティヴ

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<デモンストレーション+トーク(イベント)「Dance Lab #2」>

2019年

2.16 [sat] 11:00~14:00

横浜赤レンガ倉庫1号館2FスペースC

[デモンストレーション Demonstration]

企画構成・ファシリテーター:伏木啓(映像作家・演出家)

企画協力・出演:小㞍健太(「ON VIEW : Japan」映像出演ダンサー)

出演:湯浅永麻(「ON VIEW : Japan」映像出演ダンサー)

[トーク Talk]

トーク出演:スー・ヒーリー(振付家・映像作家)、伏木啓(映像作家・演出家)、白河直子、浅井信好、ハラサオリ(「ON VIEW : Japan」映像出演ダンサー)

ファシリテーター:唐津絵理(「ON VIEW: Japan」プロデューサー/愛知県芸術劇場シニアプロデューサー)

主催:Dance Lab実行委員会

共催:愛知県芸術劇場、象の鼻テラス、横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

企画協力:愛知県芸術劇場

協力:名古屋学芸大学映像メディア学科

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映像インスタレーション(展示)「ON VIEW: Japan『Portraits of Dance Artists』は、全部で30分くらいの作品。「Dance Lab #2」で制作者と出演者の話を聞いてから見たので、話を聞かずに見た場合よりも味わい深かったと思う。

どの映像もすてきだが、特に湯浅永麻さんの水の中に入って踊るシーンが最高。インスタレーションで見て、帰宅後もウェブサイトでこの映像を2回連続で見てしまった。おすすめ!

ウェブサイトではインスタレーションで流れている全ての映像を見られるわけではおそらくないようだ。インスタレーションで5つの大きなスクリーンで見る方が、やはり体験としてはより楽しい。5枚のスクリーンにどの映像をどのタイミングで映し出して組み合わせるかということも吟味の上で演出してあると思われるので。