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バラカモモアカスモモゾク

2019.02.22 15:24

この曲は春っぽいな とか

この小説は雨っぽいな とか

そう言った類の話をしているときが一番幸せ。

春はすぐそこまで来ているというのに

季節外れの雨が東京の街にも。

ところで早く咲いてしまった

彼女たちはどんな気持ちなのだろうか?

仲間たちと共に咲き誇れないまま

一足先に散ってしまうというのは一体どんな気持ちなのだろう?

寂しいとか悲しいとか そっち側の感情ではなく

してやったとかの自信ありげな、そっち側の感情で笑っていてくれた方がこっちも嬉しい。

君は急に顔色を変えてしまうんだから

できれば最期までずっと見つめていたい。

眠たい目をこすってでも、よく見開いて

ずっとずっとその桃色に赤らめた横顔を見つめていたい。

春はすぐそこに 手を伸ばせば ほら