ラバンジンの香り
先日の石けんレッスンのときに、あらかじめ何の情報もなく「ラバンジンという精油の香りを嗅いでみてください」と言ってお渡ししたボトル。
嗅いでくださった方々の反応は「お薬っぽい香り」「すっきりしている」「ユーカリっぽい」・・・
だれもラベンダーみたいとは言ってくださいませんでした。
でも、「いつも使っているラベンダーの仲間ですよ」と声をかけると「あぁ、ラベンダー」とのお声をいただきました。そして植物の写真を見せると全員納得、「ラベンダーやん!」
やはり嗅覚は正直で、ラベンダー・アングスティフォリアとは異なる香りを感じるんですよね。
逆に脳の方はというと思い込み・先入観を持ってしまうと、感じ方にまで影響を与えてしまいます。
近畿圏一円のラベンダー農園で栽培されているのは、ほぼまちがいなくラバンジンのはず。
だってインドから関空に来た人もびっくりの暑さに湿度!
高地の涼しい場所を好むラベンダー・アングスティフォリアには酷な生育環境です。より低地で育つようにアングスティフォリアとスピカを交配させて生まれたラバンジンなら適応できるそうです。
「ラベンダー摘み取り体験」「ラベンダー蒸留会」「ラベンダーバンドルづくり」と書いてあってもそれは正確にいえば学名にアングスティフォリアのつかないラバンジンなんだよーって細かいことを言わなくても、一面の畑であの植物の姿を見ている人は、先の実験のようにちゃんとラベンダーの香りって思えるから問題ないのかもしれません。
理屈っぽい話になってきましたが、実は私はラバンジンが大好きで、お気に入りの石けんにはパチュリとともに必ず高配合しています。
これからも手づくり石けん用精油ブレンドのときには「ラバンジン推し」でいくと思いますので、ぜひ使ってあげてください。
手づくり石けんレッスンではお好きな精油を5ml分ブレンドしていただけます。
↓一面のラバンジン畑と蒸留するために花穂だけにしたもの。今年も行きたいなぁ。
手づくり石けんのレッスンは次の日時でリクエスト開催で行っております。
<リクエスト受付中>
3/7(木)・8(金)・17(日)・18(月)・25(月)・30(土)のお好きな時間帯