コロナで陰病
2025.11.20 03:47
2回目のコロナにかかったという鍼灸師さん。麻黄湯を飲んだり、自分で鍼をしてみたそうですが、まったく治らないという。
診てみると陰病に陥っていました。生命レベルが相当に落ち込んでいる状態です。
こういう人は通り一遍の風邪薬なんかでは良くなりません。葛根湯、麻黄湯などもっての外。柴胡剤も白虎加人参湯でも合いません。これらは初期に攻めていくのにはいいですが、もうこういった治療が合わないところまできています。
結局、数回の施術で回復したのですが、うまくやれればこのくらいのことは鍼でできます。病には時期と位置があり、そういうことを見ないで鍼をしても効果は期待できません。逆にそういう視点で見てあげれば、すべてではないにせよ、回復させてあげられるものが多くあると思います。
ところが、多くの鍼灸師はそういうことを知りません。整形外科的な疾患ばかりが専門と自分で思っている。傷寒論でも難経でもいいから古典を読んで欲しいと思うけれど、卒業後に読む人の方が奇特ですし、学ぼうにもいいテキスト、読み方も知りません。読んでも理解するには年月がかかるのでハードルは高く、体得も簡単ではありません。