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ニューオリンズ式ジャズ葬

2019.02.23 09:06

葬儀は悲しいもの。

笑顔などもってのほか。

日本の葬送儀礼では、明るく見送るということはほとんどありませんでした。

ごく一部、キリスト教では神の御前(みまえ)に行けるということで、死は喜び、祝福されるべきものとされているくらいです。

しかし、アメリカには明るく見送る葬儀があるのです。

ニューオーリンズを中心とする黒人の葬儀です。

辛く苦しい奴隷生活。

死を以(も)ってようやくその苦しみから逃れられ、真に神に祝福される天国へと旅立てるのです。

これ以上の喜びがありましょうか。

葬儀では、ニューオーリンズの黒人の間から発生したジャズや、黒人の讃美歌、ゴスペルなどを歌ったり演奏したりし、最後は明るく賑やかに送り出すのです。

黒人に限ったことではなく、世界中どこでも残された者は故人に対して

これから楽になりますよ

今まで本当に苦労をかけてきました

お疲れさま

と思っています。

そして、多くの苦労を乗り越えて生き抜いた故人の人生に拍手を送る。

そのようなことが弔(とむら)うということの原点となっているのではないでしょうか。

だとすれば、明るく、笑顔のある送り出しがあってもよいですよね。