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第3回 "-ing" ご来場ありがとうございました!

2018.11.16 15:00

11/16に行われました第3回神大 Art Project "-ing" にお越しいただきました皆様

誠にありがとうございました!

今回のコンサートでは40名を超えるお客様にお越しいただきました。

C棟のホールが埋め尽くされ、アクセスの悪い中のご来場に感謝いたします!


今回のテーマ "-ing" には2つの意味が込められています。

①現在進行形の今の私たちを見てもらいたい

②プロジェクトを行うことが完結ではなく、その先も私たち各々で、表現を追求していきたい


今まで、 "表現コンサート" という名前で活動してきましたが

 今年7月に団体名を "神大 Art Project (アートプロジェクト)" にいたしました。

 "コンサート"という言葉だと音楽のコンサートの印象が強くなってしまうからです。

 私たちの学科には音楽だけでなく、身体表現や美術を専門とする学生もいます。 

もっと芸術全体が融合した姿をお届けしたいという想いから、新しい名前で再スタートです。


それでは、11/16当日の様子を写真とともにご覧くださいませ。


第1部

1.BLINK

演奏:村松佑美 (エレクトーン)

作曲者本人による演奏。題名の BLINK というのは「点滅する」という意味で、光が色や強さを変化させながら、鮮やかに点滅する様子を思い浮かべてつくった作品です。クラシックに馴染みの無い方にも楽しんでもら えるような、まるで音で遊んでいるように愉快で、しかしながら迫力のある曲となっています。様々な場面の変化を楽しんでもらえると嬉しいです。



2.ラプソディ・イン・ブルー

ジョージ・ガーシュウイン(1898-1937) 編曲:ヘンリー・レヴァイン

Rhapsody in Blue

George Gershwin / Henry Levine

演奏:原田恵 木村芽生 (ピアノ連弾)

ジョージ・ガーシュウィンが初めて手がけたオーケストラ作品で、1924 年に作曲、初演されました。彼の故郷、アメリカのニューヨーク街で広まっていたジャズやラグタイム、ブルースなどの様々な音楽が取り入れられており、クラッシックと見事に溶け合った作品となっています。街や人々に溢れる活気、そしてどこか哀愁漂う1920年代のアメリカを連弾で表現しました。



3.オペラ《ルサルカ Op.114》より〈月に寄せる歌〉

アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)

Rusalka Op.114, Měsíčku na nebi hlubokém

Antonín Leopold Dvořák

演奏:黒田莉舞 (歌)   村松佑美 (エレクトーン)

チェコの作曲家、ドヴォルザークのオペラ『ルサルカ』の中で最も有名と言われているアリア。人間の王子を好きになった水の精ルサルカが、人間になりたい気持ちを銀色に輝く月に託して歌ったものであり、揺らめく水を表すように寄せては返すオーケストラに包まれながらルサルカの声が漂います。



4.《夜のガスパール》より〈オンディーヌ〉

モーリス・ラヴェル(1875-1037)

Gaspard de la nuit, Ondine

Maurice Ravel

演奏:宮﨑香佳 (ピアノ)

モーリス・ラヴェルは近代フランスを代表する作曲家であり、管弦楽やピアノ曲を中心に傑作を残しました。《夜のガスパール》(1908)は詩人アロイジュス・ベルトラン(1807-1841) の散文詩集『夜のガスパール』から3篇を選び、曲をつけたもの。〈オンディーヌ〉では人間の男性に恋をしたオンディーヌ(水の精)が結婚を頼むのですが、断られて悔しがり泣き、やがて大声で笑い湖に消え去るという詩を表現しています。


第2部


5.《リーダークライス Op.39》より〈間奏曲〉〈森のささやき〉〈月の夜〉

ロベルト・シューマン(1810-1856)

Liederkreis Op.39, Intermezzo, Waldesgespräch, Mondnacht

Robert Alexander Schumann

演奏:伊藤有里 (オーボエ)  萩原真由 (ピアノ)

ロベルト・シューマンは、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家。5人兄弟の末っ子で、書籍 商の父親のもとで音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示しました。名ピアニストであったクララ・シューマンとの結婚が認められた 1940 年に《リーダークライス》が作曲されます。これは、ドイツの詩人であるヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ(1788~1857)の詩をもとにつくられた歌曲であり、全12曲の中から〈間奏曲〉〈森のささやき〉〈月の夜〉をオーボエで演奏します。



6.エレジー

ジュール・マスネ(1842-1912)

Elegy

Jules Emile Frédéric Massenet

演奏:黒田莉舞(歌)  小林ゆずか (チェロ)  吉田有花 (ピアノ)

マスネはフランスの作曲家である。エレジーは「哀歌」「悲歌」と訳される通り、哀しみを歌った歌で、古今の様々な作曲家が作曲していますが、マスネ作曲のエレジーは、もの悲しく甘美な旋律が特徴的。元々はピアノ独奏の小品として作曲されたものですが、その後ルイ・ガレの詩を得て歌曲になっています。今回は、歌、ピアノ、チェロの編成で演奏。



7.シンフォニエッタ Op.49 第1楽章

ニコライ・カプースチン(1937-)

Sinfonietta Op.49 1st mov.

Nikolai Gishevich Kapustin

演奏:宮﨑香佳 川端麻那 (ピアノ連弾)

ニコライ・カプースチンはウクライナ出身の作曲家。この曲は 1986 年にオーケストラ+ピアノの編成で作曲され、その後4手連弾用に編曲されました。2ndパートで終始刻まれるビ ートと愛嬌たっぷりのメロディの絡み合いが魅力の1曲。



8.ピアノ三重奏曲第 1 番 ニ短調 Op.49 第1楽章

フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)

Piano Trio No.1 D-moll Op.49 1st mov. Jakob Ludwig

Felix Mendelssohn Bartholdy

演奏:田邉里菜(バイオリン)  小林ゆずか (チェロ)  萩原真由 (ピアノ)

メンデルスゾーンはドイツの作曲家・指揮者・ピアニスト。ユダヤ系の富裕な家庭に育ち、1811年に家族とともにベルリンに移住します。そして7年後、1818年に同地でピアニストとしてデビューしました。 ピアノ三重奏曲の分野においておそらく最もよく知られているであろうこの曲は、1839年メン デルスゾーン30才の時の作品で、同年秋にライプツィヒで友人のヴァイオリニスト、フェルナ ンド・ダヴィッドと共にメンデルスゾーン自身がピアノを受け持ち初演されました。



以上、8つのプログラムを11名のアーティストにより演奏させていただきました。当日ご来場くださったみなさま、お楽しみ頂けましたでしょうか?

今後も私たち神大 Art Project 一同、素敵な企画をみなさまにお届けできるよう精一杯頑張ってまいりますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします!


最後は出演者および当日スタッフの集合写真です!衣装ではないのが恐縮ですが...

次回以降もお楽しみに!


なお、今回のコンサートの様子を各SNSでもアップしています。そちらもご覧くださいませ。よろしければフォロー等よろしくお願いいたします⭐️