しゃがむ。

僕は、よくしゃがむ。

よくモノを落とすから。

よく靴ひもがほどけるから。

よく疲れてしまうから。

190cmもある巨体を、ゆっくりと、

僕は、よくしゃがむ。

最近は、人と話す時も、よくしゃがむ。

BEEのお客様にお渡しをした時に、疲れていて、スーツケースに座ったまま話していた。

生意気だね。

お渡しが終わり、ケータイを開くと、

「同じ目線で、お話してくれて嬉しかった」

と。

なるほど。

精神的にではなく、肉体的に、

同じ目線で話すことは、良いことなのか。

良い学びだった。

生意気で良かった。

「精神を鍛えるにはまず肉体から！」

byイズミカーティス(from鋼の錬金術師)

大好き言葉の１つ。

心掛けというのは、まず体現しなきゃいけない。内側に、秘めておくモノではいけない。

だから、今の僕は、積極的にしゃがむ。

では最近の僕は、背の大きい人に対して、

しゃがめているのか？

自信を持って、エドやアルフォンスのように

「はいっ‼︎」

とは、言えない。

心では、思っているが、

体現出来てはいない。

「大きすぎる人に、大きすぎる服を」

と掲げ、BEEの服を販売しているが、購入者のほとんどが180cmに満たない方ばかりだ。

別に悪いことではないし、

むしろ、めっちゃくちゃ良いことだし、

狙い通りだ。

最近の僕の販売戦略は、

知ってもらう為の“入り口作り”。

背の大きい人が、僕の服を買うには、まず僕の服を知らなきゃいけない。

しかし、僕もそうだが、背の高い人は基本的に日本で洋服を買うことを諦めている笑

「どうせねーよ。」

だから、わざわざ服に興味を持ち、

SNSなどで洋服を検索しない。

むしろ、洋服自体に興味がない人が多い。

けど、突然、知り合いの女の子が

「BEEの服XXLだけど、かわいい〜」

とSNSに投稿する。

なんだそれ？

となり、その子に連絡する。

そして、その子が

「あ、でもこの服ブログ読まなきゃ買えないらしいよ笑 変なルールだよね笑」

となれば、もう勝ったも同然。

背の高い人には、絶対に突き刺さる文章を書いてるつもりだからだ。

この1〜2ヶ月、毎日ブログを書いて、培ってきた文章力でそれを叶えている。

これからも毎日ブログを書き続けるから、その突き刺さり方は、より鋭くなるはず。

この流れによって、背の高い購入者の方は、初期に比べて、極端に増えている。

現在、立ち上げ約1ヶ月半で300着以上売れてるBEEの洋服だが、最初の100着の購入者は、ほぼ女性。男性2割女性8割だ。

その男性の中でも、180cm以上の方は、4人しかいなかった。

しかし、今では30人以上の180cm超えの方々に購入して頂いている。

正に、狙い通り。

そして、新作の売れ行きも好調。

まだ、180cm以上の購入者の方は、少ないけど。

本当にそれでいいのか？

本当にそれが狙いでいいのか？

入り口作りにばかり心が動いてていいのか？

「精神を鍛えるにはまず肉体から！」

XXLを背の高くない方に売る事が肉体で、

精神は立派に育つのか？

余談ですが、

モテたくてお笑いを始めて、3年目の終わりに、周りでモテてる芸人を見て、気付いたことがある。

本当にモテる人は、モテに行ってない。

お笑いを一生懸命やって、そこで培ったことでモテている。

モテるを目的として、モテる為にお笑いをやっている人は、モテない。

モテるは、ご褒美なんだ。

一生懸命、お笑いに立ち向かって結果を出し続ける人へのご褒美なんだ。

じゃあ、BEEもそう。

入り口作りも、もちろん大事だし、女の子にきゃーきゃー言われて、洋服を販売するのは、すごく気持ちの良いことで、ブレちゃうけど、それじゃあダメだ。

もっと背の大きすぎる人の為に、体現をしていかなきゃいけない。

背の大きすぎる人を、勝手に救っていかなきゃいけない。

けど、まだその方法が見当も付いてない笑笑

情けない。

カッコばっかつけやがって。

入り口作りの為に、カラーバリエーションを増やし、女の子ウケも狙い、次のキャップはジーンズ素材のものを出すことも決めた。

次に、僕がしなきゃいけないのは、

「180cm以上の人間が僕の活動に触れた瞬間に、突き刺す何か」だ。

奇抜なデザインかな〜と思っている。

多少ダサくても、思いっきり

「うわ〜背の大きい奴のことしか考えてねーじゃん。なにこれ。」

を体現する。３月に開始しようと思う。

最後に、

(いつもここからが長い笑)

救世主(ヒーロー)というのは、

偉そうでならない。

誰かを救う側の人間は、分かりやすく、

力を持っている。

それは、お金であったり、能力であったり、外見の良さだったりする。

けど、僕の考える救世主は、

救われてる側でもある。

「救いたい！」

と思う人が存在するから、価値がある。

僕は、背の高すぎる人を救ってもいるし、

実は、救われていてもいる。

しかも、僕が本来救うべき人以外にも救われてたりする。

それは、僕がまだ自覚出来ていない

“弱い部分”を救ってあげたいと思ってくれてる人達が周りにいてくれるからだ。

僕の活動に、失敗はない。

“弱い部分”は、みんなに救ってもらい、

“強い部分”で、みんなを救うからだ。

僕が目線を合わせる時があれば、

みんなが頑張って、僕の気持ちを理解してくれようと背伸びしてくれる時もある。

だから、僕はもっとよくしゃがむ。

みんなが背伸びしなくてもいいように。

失敗を失敗で終わらせないように。

自分の悩みをよりクリアに、素直にやりたいことをやり尽くせるよう、ゴリゴリに突き進む所存であります。

これからも応援してください。

頑張りますので。押忍。

PS.自分の心の中を整理するには、自覚と時間が必要だと気付かされた。体調が悪く、寝込んでいる時に押し寄せてくる不安を和らげてくれたのは、購入者の方からの励ましのメッセージでした。

自分の不安の出所が分かり、何故和らぐのかを考えたら、何をすればいいのかハッキリして来ました。

初心に帰る。

皆さんに分かりやすい行動を心掛けていきます。

ただ、文章が長い。。笑