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拉致断絶との戦いの日々

米津玄師『Lemon』の歌詞が子を連れ去られた親の心情に聞こえてならない

2019.02.24 04:10

息子を連れ去られて,1118日目

必死に解決を模索し続けてきたが,この国には絶望しか無い事を思い知らされることになった。

レミゼの「民衆の歌」を聴いて裁判所手続きの期日に向かったり,当事者団体活動をしていた時の気持ちとは随分と変わってきた。かといって「夢破れて」という気持ちにはなれずに,諦めきれずに毎日何か解決策を虚ろに模索している。

裁判官や国会議員や法務省官僚が拉致ビジネスを容認どころか支援しているという受け容れ難い真実。

毎日,私と息子に起きたことが悪い夢なのではないかと思い続けている。

夢に出てくるのはいつも連れ去られる前の息子だ。もうその記憶とは違う息子に育っていることだろう。

この先に絶望しかないのなら,せめて息子と過ごした夢のような3年8カ月に感謝したい。

殆ど会えずに,息子が洗脳虐待を受け,忠誠葛藤に苦しむのなら,いっそ私のことを忘れさせて欲しい。

いや,でも大人になり息子が父親になるまでには真実を知って欲しい。

矛盾する気持ちが日々交錯している。

そんな日々の中で気付くと米津玄師の『Lemon』を聴いていることが多い。

愛するパートナーとの離別を想定した詩かも知れないが,愛する我が子をある日突然連れ去られ,生き別れにされている親達の心情を詠っているように聞こえてならない。

夢ならばどれほどよかったでしょう
未だにあなたのことを夢にみる
忘れた物を取りに帰るように

古びた思い出の埃を払う


戻らない幸せがあることを

最後にあなたが教えてくれた

言えずに隠してた昏い過去も

あなたがいなきゃ永遠に昏いまま

きっともうこれ以上 傷つくことなど

ありはしないとわかっている

あの日の悲しみさえ

あの日の苦しみさえ

そのすべてを愛してた あなたとともに

胸に残り離れない 苦いレモンの匂い

雨が降り止むまでは帰れない

今でもあなたはわたしの光


暗闇であなたの背をなぞった

その輪郭を鮮明に覚えている

受け止めきれないものと出会うたび

溢れてやまないのは涙だけ

何をしていたの 何を見ていたの

わたしの知らない横顔で

どこかであなたが今 わたしと同じ様な

涙にくれ 淋しさの中にいるなら

わたしのことなどどうか 忘れてください

そんなことを心から願うほどに

今でもあなたはわたしの光


自分が思うより 恋をしていたあなたに

あれから思うように 息ができない

あんなに側にいたのに まるで嘘みたい

とても忘れられない それだけが確か

あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ

そのすべてを愛してた あなたとともに

胸に残り離れない 苦いレモンの匂い

雨が降り止むまでは帰れない

切り分けた果実の片方の様に

今でもあなたはわたしの光

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