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中村鏡とクック25cm望遠鏡

花山(かさん)だより

2019.02.24 08:09

 以前もご紹介した佐伯(旧姓:渡邊)恒夫氏ですが、今回は、佐伯氏から伊達英太郎氏に送られた観測ハガキをご紹介します。

 この当時、佐伯氏は京都大学花山天文台の台員でした。連日の好シーイングに喜びの悲鳴をあげながら、連日火星スケッチを続けられたことが綴られています。クック30cm屈折望遠鏡の性能の高さに加え、佐伯氏の優れた眼力により、驚くほど詳細なスケッチが描かれています。

 一番上のハガキが、1937年(昭和12)6月2日・3日、二番目が5月11日・12日、最後が4月12日の観測記録です。

(ハガキは、伊達英太郎氏保管資料より。)