2019.02.24 13:36
ただ少年は音楽を聞いていた
淡々と流れる日常の川に
石が投げ込まれて波状していくその有限の円をただ眺めている
時は夕暮れ
どこにでものただの夕暮れである
少年はその西陽に
されど夕日に少し目を細め、逸らし
感じたのである
泣いてはいない、だけども震える心の中から何か。
多分今日も寝て忘れるかもしれない。
その自分の感情に向き合い
ただ正直にその時間と掌の優しさを信じたいと思いまたその池に石を放り込んだのだ
第2章
nagoya tengu 2節
そして土"踏み込む
、、、
続く