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©︎ASHiNA’s

高校生と、自由。

2019.02.25 00:57

脱走者の中に、監獄にあえて戻る人がいる。



訳を聞くと、

「何をしていいかわからなくて、

どうにかなってしまいそうだから。」

と答えるそうだ。



せっかく自由を手に入れようと抜け出したのに、その自由が逆に、辛く、苦しい。



何故なら、

今まで命令されて生きてきたから。

ルールを守ってりゃ、生活できる、没個性で、楽な環境にいたから。













”高卒組”も”大学生”も

その性質に当てはまる。


そして、アイドル、俳優、歌手、芸人にも。








自由が、どうしても、辛くなる子がいる。















3年前、ドッチャドチャに売れてない僕は、Twitterに #好きな曲を楽しく踊る動画 をあげていた。あげまくっていた。ダンス動画だ。すごい楽しかった。カッコいいし。


それを毎日UPし始めて、3ヶ月経ったある日、とあるアカウントからイイねを頂いた。






初見の方のイイねほど、嬉しいものってないよね?(わかる?わかってくれる?)





覗いてみると、

そのアカウントの持ち主は、高校生だった。


しかも、かなりイケメン。盛ってない。ちょーイケメン。キレそうになった。ってか普通に神様にキレてた。「こんくらい綺麗な顔に産めよ!僕はちょっと顔デカめなんだよ!」絶対顔面偏差値だったら、慶応義塾大学、

いや東大余裕で行ってる。



んで、更に完全に僕がブチ切れてしまったのは、彼女がまた可愛い。意味不。色気鬼。もうなんか視覚的な薬物使わされてるんじゃないかと思うくらいメロメロになった。一瞬の更に上、 ̄瞬で虜になってた。




すぐにフォローして、

「お2人のファンになりました!」

ってリプライした。



僕、キモくない?笑

3年目のおじさん芸人が、高校生のファンになってんだよ?


それでも全然よかった。


東京のどんなオシャレな奴らにも、醸し出せない空気が2人には、あった。



※彼女さんに顔立ちが似てる女性をひたすらナンパしてた時期もありました笑

※高校生はナンパしてないからね!!笑







その2人は、沖縄出身。

地元の高校でもかなり人気者だったらしい。

(2人ともイイね数が多かった。)


Twitterで見る写真のいつも中心にいて、輝いてた。眩しかった。


僕のように無理矢理ポジションを真ん中に位置付け、あしなっすポーズをやるような感じではなく、自然と中心にいた。


これが、壱世(いっせい)くんという

男子高校生との出会いだ。











ダンス動画を毎日Twitterにあげなくなってから2〜3年経っていた。


すると、Twitterで壱世くんが

「東京行きます!」

と、呟いた。飯に行くしかない。


憧れの人を飯に誘った。

返事は、O.K!!!

死ぬほど嬉しかった笑

しかも、彼女さんも来てくれるらしい!


結構まじで嬉しくて、右手は確実にグーにして1、2回目上げてた。











でも、その食事会で少し壱世くんにガッカリしてしまった。


壱世くんには、やりたい事がなかった。


彼女さんは、しっかりとした仕事に就職していて、毎日辛い思いしながら働いて、家に帰って、壱世くんと一緒の時間を過ごすという生活を送っていた。


一方、壱世くんはバイトをしたり、遊びに行って、お金を使っていたらしいんだけど、その行為にもとっても虚しさを感じてたんだって。


ガッカリが、可哀想に変わっていった。

けど、僕には何も出来ない。


当時ももちろん売れてる芸人じゃないし、僕もアルバイト漬けだったし、偉そうに説教はしちゃったけど笑    本質的な何かを変えてあげられる行動は出来なかった。


ガッカリが、僕への情け無さに変わった。










食事を終え、2人とはバイバイした。

売れてない自分の心配より2人の心配をしてしまっていた。


2人の背中を見送りながら、

「彼女さんは、心に色々溜めやすいからストレス解消法を沢山見つけてくれー!」

だとか

「壱世くん、よく分かってない状態で、行動する事が多いから、悪い人とつるまないように!!」

と心の中で、たくさん応援してしまっていた。


それだけ、素直で可愛い奴らなんです。

2人とも。応援したくなる。











それから1年後、何の気なしに開いたTwitterに、壱世くんに良く似た格闘家がポーズを取ってる。カッコよかった。でも、こんなアカウントフォローしてたっけな〜?壱センチャイ?あっ!これ壱世くんじゃない!?はっ!?笑 格闘技やってんの?ムエタイ!?

なぜ、ムエタイ!?



なんだかよくわからないが、

壱世くんは、ムエタイを始めていた。


んで、結構強いみたい。

見に行きたい。けど、お金がない。

そこそこ忙しくて時間もない。









高校を卒業して、自由になった自分の行動に虚しさを感じて、どうすればいいかたくさん悩んで、でも見つからなくて、また悩んで、確か「沖縄に帰ろう」みたいなことも呟いてた気がする。そんな辛い経験を沖縄から出てきて、東京でがっつり実感して、でも負けずにようやく見つけたムエタイ。



やっぱり見に行きたいし、

Twitterで壱世くんが勝った報告の呟きを見ると、テンションが上がりまくってた。



そして、2019年1月。

僕がアパレルを始めた瞬間に、


壱世くんから

「試合観に来ませんか?」

とお誘いが来た。


今、めっちゃ夢とか応援しちゃうモード入った所よ?計算してた? そんなことない。壱世くんそんな頭よくないから笑



ただ応援したいメーターが

振り切った!



金ないのに

「S席でお願い!」

まじかっこつけおじさん。











そして、昨日の夜、観に行ってきた。

結果は、引き分けだったけど、

んなこと僕にはどうだっていい。






めっちゃくちゃカッコよかった。

そして、ムエタイって何がなんでも勝つってスポーツなのに、壱世くんには品があった。


粗いプレイをされたり、追い込まれても自分のペースで戦っていた。


パンチが早かったな〜

なんか少し泣いちゃったし笑


3R目にパンチが入るようになってからは、すげぇ楽しかった笑笑

もうドリチケで買ったコーラ全部飲み干しちゃったもん笑笑




夢追いかける姿、

何か一生懸命になる姿に、胸打たれました。






んで、試合終わってすぐBEEの服を売りました笑笑

まじで、あしなっす。


(壱世くんが欲しいって言ってくれたんだからね!押し売りしたこと一回もないからね!言い訳にしか聞こえない笑)











早速着てくれて、気に入ってくれた。

似合っていた。イケメンだった。腹立った。笑



別れ際に聞いた。

「ってかなんでムエタイ始めたの?」


壱世くんには、東京に来た際、既に知り合いがムエタイをしていたらしい。興味も少しあったらしい。ただこんな言い方をしてくれた。













「いや、芦名さんが夢持てって言ったんじゃないっすか笑」



下北沢のあの食堂で、偉そうに説教しちゃった僕は、案外いい事言っていたらしい笑







これからも応援してます。

女性の方とかまじイケメン紳士なんでおススメですよ。




PS 僕、こう見るとおじさんになったな〜笑

壱世くん、昨日は試合お疲れ様でした!

また!