たまには小説でも
2019.02.25 05:54
芥川賞を受賞した『ニムロッド』。
職場周りで少し話題になっていたので、
今日は、おトクな情報をシェアさせていただければと。
これから『ニムロッド』を読もうかなという人は、
ぜったい『文藝春秋』(3月号)の購入をオススメします。
なんと“1000円ポッキリ”で『ニムロッド』はもちろん、
同時受賞した『1R1分34秒』まで丸ごと読めてしまうのです。
もし単行本を買うとしたら、どちらも千円以上。
どちらか1冊買うより安いにも関わらず、両作品を読めるという。
かなりコスパがいいので、
自分も受賞作が載る年2回の『文藝春秋』はなるべく買うようにしています。
あとですね、雑誌ならではの楽しみ方としましては、
選考委員たちの「選評」です。
これがある意味、小説よりもおもしろい。
選考が難航したときは「受賞作オレは認めん!」みたいな大人げないコメントが載るなど、
大御所作家たちの仁義なきマウンティング合戦が見られます。笑
そんなふうに選考の過程が可視化されて、
ひとつのエンタメになっているのが今っぽいと言えば今っぽい。
何はともあれ「この瞬間」に評価された小説を読むことで、
時代の空気みたいなものを感じ取ることができるわけです。
そういう意味でも、
たまにはボーッと小説を読むのも悪くないなと思った週末でした。
M島