スペースひとつで、リビングの床から子どものモノがなくなる!
はじめまして!
『くらしのよみもの』コラムスタッフ ライフオーガナイザー® 鈴木裕子です。
ズボラな私がラクにいられるように、
家族も笑顔で過ごせるように、ちょっとした仕組みをちりばめながら日々の暮らしを楽しんでいます。
もちろん、毎日がうまく回っているなんてことはなく努力奮闘は続いています。
その結果に生まれる、ちょっとした仕組みが 『くらしのよみもの』をご覧くださったみなさんの「ちょうどいい暮らし」のヒントになったら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします!
さて。
我が家の中1と小4の子どもたちは、1階にある子ども部屋ではなく2階のリビングでゲームをしたりマンガを読んだりして過ごします。
家族が集まる嬉しい反面、リビングに掃除機をかけようとすると、床にカードゲームやマンガ本が転がっていることがしばしば。
モノをどかしながら掃除機がけをするより、先に散らかっているものを片づけてからの方が効率は良いもの。
そして、できることなら持ち主本人に片づけておいて欲しい!
「これ片づけて!」
「また出しっぱなしだよ!」
ガミガミ言わずに済むように、子どもを片づけに巻き込むにはちょっとしたコツがあるんです。
■動線はできるだけ短くして「後でやる」をなくす
ちょっとだけ読んでいたマンガ本。
離れた場所にある自分の部屋まで、わざわざしまいに行くのは誰だって面倒です。
それなら、使う場所にしまうスペースを用意すればいいだけ!
片づける動線が短かれば短いほど、ラクに直ぐに動ける!
そこで、我が家はリビングにチェストを置いて収納スペースを用意しました。
1段目は家族が共有で使う文具や細かい生活用品。
2段目はカメラなどの映像機器。
そして、下の二段を子どもの引き出しに。
■一人一人に専用の片づけ引き出しを用意する
食事の前や急な来客時などは、「とりあえず」散らかったものをカゴや紙袋にごそっとまとめて入れてしまいがち。
しかしそれでは、家族の共有物も個人のものも混ざってしまい、いざ必要となったときにそこから探すのも、本来あるべき場所に戻すことも大変になります。
それを避けるため、我が家では一人に一段ずつ個人の片づけ引き出しを用意しました。
家族の共有物と個人のものさえ混ざらなければ、探し物も無くなります。
個人の引き出しは、中に何を入れても、どんな入れ方をしてもOK!
管理は本人に任せているので、ごちゃっとしていても基本的に口出しはしません。
出し入れが大変そうなぐらいいっぱいになった時は、「そろそろスッキリさせようっか?」と声をかけています。
■みんな疲れているからラクで片づけやすい家を目指す
仕事に家事に 勉強に部活に習い事、そして遊び!
毎日が忙しくって疲れていると片づけどころではないですし、ちょっとしたことでイライラするのは子どもも大人も一緒。
基本は、夜寝る前や学校に行く前に、自分のものは引き出しに入れるルール。
でももしそこら辺に置きっぱなしで出かけたとしても、気づいた人が其々の引き出しに入れてあげるだけでいいのでイラっともしません!
・使う場所にしまえるスペースを用意する
・動線は短く
・しまうスペースは個人別にざっくり
たったひとつのスペースで、小さなお子さんでも片づけが苦手な大人でも、スッキリしたリビングをキープできますよ。
家族みんなが気持ちよく過ごせる空間作りに役立てば嬉しいです。
毎日が快適に、ちょっと素敵な日々になりますように!
鈴木裕子
ブログ:くらしスリム〜あなたにあった骨格スタイルとお片づけ〜
次回は3月11日、【食器棚の使い方 ~動線を見直したら食器をいれなくなった~】をお届けします。
食器棚は食器だけのためのものではなかった!
暮らしのプロが、動線を見直した食器棚についてご紹介いたします。
お楽しみに!