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雲山ベース

ヨガの特徴

2019.02.26 01:45

ヨガと聞くと、


健康に良い

代謝が上がる

痩せる

シェイプアップする

柔軟性が高まる


と言った認識が一般的な様ですね。



もちろんこれらの効果に私達は大変な恩恵を受けています。しかし、ヨガはただ単に健康になるだけではないから面白いと思います。ヨガスタジオのチラシなどで効果効能は沢山見ていると思いますので、ここでは更にちょっと掘り下げたヨガの特徴を見ていきたいと思います。



ヨガの特徴や考え方として、

『部分即全体』

というものがあります。





部分即全体の理解として役立つのは

「ホリスティック」

という言葉です。



ホリスティックは全体性を指す「holos(ホロス)」というギリシャ語が語源です。さらに、「バランス」や「繋がり」という意味も持っています。聞いた事がある方は多いのではないでしょうか。ホリスティックという言葉もかなり一般的にも認知されてきた様に感じます。ホリスティックは生命を全体で捉えるものの考え方です。



東西では身体に対する見方が違ってきます。



例えば、西洋的な見方ですと〇〇が辛いというと、そこの部分を見ようとします。ところが東洋的な見方ですと、〇〇が辛いというと、〇〇を見ずに□□を見ます(部分即全体という考え)。


西洋の見方は緊急の対処には有効(外科手術など一刻を争う場合)


東洋の見方は自然治癒力を高める事に有効


とそれぞれ役割が違います。


ヨガでは東洋の見方(身体観と言います)をしていくので、肩が気になると言ったら肩だけストレッチをするのではなく、周辺部や関連部位を動かして結果、肩がスッキリするといった行程を辿ります。



関連部位とは、足ツボなどをイメージしてもらうと分かりやすいです。リラクゼーションなどで足ツボをやると、「肩が凝ってますね〜」、「胃が疲れてますね〜」と言われたことがあると思います。足ツボなのに何故?と思われるかもしれませんが、これが関連部位の代表的なものです。一見関係のない様な所でも実は繋がっている。全体に関連していてホリスティックです。



これをヨガで考えるとどうなるか。

例えば、頭が重い、肩がダルいと脚や腰、肚を充実させる動作や呼吸を行います。ヨガではプラーナという気の様な概念があり、循環しています。普段頭を使い過ぎる現代人はどうしても上に気やエネルギーが溜まりがちです。頭や肩という部分に捉われる事なく、全体を観ていく。



東洋の身体観で「上虚下実」という言葉を聞いた事があるかもしれませんが、上半身はリラックスして落ち着いていて、下半身は充実している状態を指します。つまり、下半身に気やエネルギーが充実していないとバランスが崩れてしまう訳です。頭に溜まり過ぎると脚、腰が抜けて、まるで土台がシロアリに食われてやっとの思いで屋根を支えている家のような状態になってしまいます。



つまり、屋根だけ修繕しても根本的な改善にはなりにくいのです。土台、下半身を充実させていくと、バランスが取れて次第に頭もスッキリしてきて肩も回るようになってくるのです。




雲山ベースのヨガクラスでは、


部分即全体

バランス(調和)を取る

部分ではなく全体を観る

自然治癒力を高めていく


を大事にしてクラスを開催しています。