奈良県 川分神社の社木(しゃぼく)4枚入荷しました。
2007.06.20 22:48
儲かってもいないのに無理して買った社木4枚が、ついに入荷しました。木の種類は杉で、おそらく春日杉だと思います。昔からお寺・神社の敷地でそびえ立ち、大切に保護されてきた社木は、お寺・神社にもいろんな都合があり、公にできない状況で売りに出ることが多く、身元が明らかになっている社木は、かなり珍しいものと言えます。写真の4枚は、寸法2m強×巾65~80cm×厚6cmくらいのもので、樹齢数百年の素晴らしい風格を持つ木です。(写真などでは、この木の良さはまったくわかりませんので、興味ある方は、是非見に来て下さい。)やはりこの木も、当店イチオシの東野商店から出たものです。春日杉とは、奈良県春日大社の社木が元となっているようですが、一説によると、この天然の春日杉の苗木を、吉野地方で植林してできた杉が吉野杉ではないかと言う人もいます。この説には、私も妙に納得してしまいました。何故かというと、個人的な感想ですが、天然春日杉の持つ風格は、吉野杉の師匠と呼んでいいほどの格の違いを感じるからです。価格は、4枚共、30万円/枚です。その他にも、本日、ねずこ・桂・やに松なども入荷したので、おいおい紹介できたらいいかなと思っています。東京の都心で数百枚単位の無垢一枚板の在庫展示販売(小売り可)をやっている材木屋は珍しく、建設会社・工務店さんだけでなく一般にもテーブル・カウンタ・看板などに使える板を価格表示して販売しています。なんでもホームセンターに行くのではなく、近くの材木屋にも気軽に足を踏み入れてみてください。ホームセンターにはない発見があると思います。