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東京・吉祥寺の勝又木材【一枚板カウンター】

品不足です。

2010.12.13 23:06

写真は、現在、新聞やテレビなどでも紹介されるほど話題になっているグラスウール住宅用断熱材です。とにかく欠品の状態が長く、業界ではとても深刻な問題になっています。うちも例外ではなく、ひどいものだと9月上旬に発注したものがまだ入ってきていないといったものもあります。ただ、これだけ景気が悪く、落ち込む一方の建築業界なのに、品不足なのは断熱材だけではありません。実は、国産杉・桧の木材が品薄状態になっています。原因は今夏の猛暑で原木に虫がはいってしまったものが大量に発生してしまったことと、大手ハウスメーカーが国産杉柱を標準仕様にしたことなどだと言われています。昨日も桧の間柱を探したところ、近場の木材市場にはどこも在庫がなく、木場付近の市場に問い合わせ、引き取ってきました。ただ、あんな大きな市場なのに、それでも15本しか在庫がないという状況なのにはびっくりしました。品不足なのはそれだけではありません。外壁下地に使う長尺サイズの針葉樹合板が2~3週間待ちになっていると言うのです。これは、ロシアからの唐松の入荷の関係だと思います。とにかく、建築業界は大手建売り業者以外は厳しい不況が続いているのに、「なんでこんなに品物がないのだろう。」と、それぞれの原因は聞いているのに、つい疑問に思ってしまいます。