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東京・吉祥寺の勝又木材【一枚板カウンター】

杉の本棚

2013.03.12 23:04

写真は杉の本棚です。節有材ですが油艶が多く目も詰んでいる材を使いました。板それぞれの個体差もあるし、好みの世界にはなるのですが、目荒の無地(節無し)よりも目込みの節有材の方が木の雰囲気が良い気がします。寸法はw1640×h1200×d330でオイル仕上げです。当店には色々なお客様がお越しになるのですが、ほとんどの方が木を選ぶのは初めての方です。これだけ木が身近ではなくなった時代ではしょうがないと思いますし、自分も家具の訓練校に行くまでは全く何もかもわからない状態でした。材木業界の中でも、板材の分野ではベテランといわれる世代でも興味のない方は、建築に使う材料以外は分からない方が多いようで(もちろん建築材料に関してはプロ)、先日も市場で落札した板が、樹種はあっているのですが、全然価値の低いものと間違えて持ってきてしまうことがありました。結局間違えた板は他の材木屋に流れてしまい・・・。というようなことがあるくらいなので、一般の方や木を扱わない設計士さんなどは突然「どうぞ、お好みで選んでください」と言われても(良く言ってしまうのですが)なかなか選ぶのが難しいと思います。かといって「この木が良いですよ」、と勧めても高いものを進められているのではと思ってしまう方もいると思うので、洋服屋さんのように積極的に話しかけたりせず、ダンマリしています(遠慮なく話しかけてください)。製作担当でした。