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東京・吉祥寺の勝又木材【一枚板カウンター】

ケヤキの良材、テーブルになりました

2014.11.06 23:23

写真は先日納品させて頂いたケヤキのテーブルです。私とは別の製作担当が製作しました。脚部は倒して90度回転させると座卓にも使えるタイプです。天板は目の詰んだ良材で、長さが約2300位で奥行きが800超の天板です。一般的に目が詰んだ木目は、非常に綺麗に見え、セリのときも同じ大きさの材があっても目の詰んでいるほうが高値で取引されます。目が詰んでないほうが好みの方もまれにいらっしゃるかもしれませんが材木屋はそういった部分も気にかけて材料を扱っています。(建築木材で見えない部分などは気にしません)。目の詰んだ木材は、ゆっくり成長した証で、ゆっくり成長したということは、日当たりが悪かったり、周りに成長を阻害するなにかの要因があった可能性があります。そういった不遇の時代を経てゆっくりと大木にまで成長した木が板材となって日の目を見る。勝手な妄想かもしれませんが、人間にも当てはまりそうで、そんなことを考えるとまた楽しめるかもしれません。

割れのある部分は「チギリ」といって蝶ネクタイのような形の部材をはめ込み割れが広がらないように処理します。携帯電話のカメラで撮っているのですが、徐々に埃に進入されてぼやっとした写真になってしまっています。すみません。