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東京・吉祥寺の勝又木材【一枚板カウンター】

失敗仕入れになってしまうのか

2016.09.01 23:23

写真は、競りがエスカレートして結構な高値で仕入れてしまった杉杢の厚板ですが、厚みがあったため立てかける気にもなれず、ブルーシートをかけて外に置いていました。桟積みの一番上にあって、ブルーシートが劣化し、さらにこのところの台風で半分くらいめくれあがっていたため、昨日、仕方なく3つに切断しました。暇をみて、削ってから展示販売する予定ですが、3つに分けたうちの杢が強く出ている1つ以外は数千円で販売するしかなさそうです。高額で保管の難しいものは、考えて買わないといけないと勉強になりました。このときの競りの様子ですが、同じ原木からとれた杉の杢板が私が仕入れたものを含めて4枚出品されていました。競りが始まる前に全体を見回したところ、とくにこの4枚が目立っていたので、そのうちの最低1枚は絶対に仕入れて帰ろうと思っていました。いざその競りの順番がまわってきたら、ほかの人たちも目を付けていたようで、1枚目の端っきれみたいな薄い杢板でさえ、通常の5倍以上の値が付いてしまい、その流れで2枚目・3枚目と高値が続き、競り参加を躊躇しているうちに最後の1枚になり、最後は競りあがるままに競り合ってしまい、当初考えていたよりだいぶ高く買うことになってしまいました。競りの最中に躊躇していて買えないと、「あの時、もっと値を出せばよかったかなあ。」と思ってしまうし、今回のようについついエスカレートして、高値で買って後悔してしまうこともあります。それが競りのおもしろいところなのかもしれません。