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セロトニンと身体の関係性

2019.02.26 23:43

「セロトニン」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、

セロトニンは『静寂な幸せ』に深く関係している脳内物質。

「ドーパミン」という言葉も聞いたことがあると思いますが、

こちらは、<ドキドキ、ワクワクの興奮の幸せ>と呼ばれる脳内物質。

セロトニンは脳幹と言う場所にあるセロトニン神経から分泌されています。

実際はホルモンではないのですが、

身体に影響する作用が大きいことから”幸せホルモン”なんて呼ばれています。

ちなみに、うつ病の発症は脳に何らかのストレスがかかることで、

セロトニンの分泌が通常時よりも減り、そのことによりうつ症状が発生します。

■セロトニンの作用

1:大脳皮質に作用して、脳を適切な覚醒状態にする。頭がスッキリ冴えた状態になる。

2:心に影響を与えて、心のバランスを整える。

3:自律神経のバランスを整える。

  自律神経の中枢は脳幹にあり、セロトニンが分泌される場所です。

4:姿勢筋の働きを良くしてくれる。

  姿勢筋とは、抗重力筋とも言われ、重力に逆らって様々な部位を

  引き上げてくれる筋肉らしいです。

  セロトニンは見た目の美しさにも関係するようです!

5:痛みの調節。

  天然の鎮痛剤と言われています。

6:ネガティブな気分を解消する

  過度なストレスは、大脳辺縁系に影響を及ぼします。

  これにより、衝動的になってしまったり、

  悲観的な気持ちになってしまったりすることがあります。

  脳内のセロトニン神経が活性化して、セロトニンの分泌が増えると、

  大脳辺縁系の活動が安定して、適度にリラックスした平常な状態になります。

7:覚醒作用

  睡眠中はセロトニンの分泌が抑制されますが、

  朝が近づくにつれて徐々に放出されます。

  太陽の光が網膜に入ると、セロトニン神経が刺激され、

  セロトニンの分泌が活性化します。

  すると、血圧や呼吸、心拍が活動的になるので、

  目が覚めて意識がはっきりしていきます。太陽の光を浴びるようにしましょう。


身体の中枢は、セロトニンが分泌される場所と同じ「脳幹」にあります。

お腹を動きを意識した腹式呼吸や、歩行、サイクリング、

ジョギングなどのリズミカルな身体の動きはセロトニン分泌に重要といわれています。

身体の感覚に意識を持っていったり、

呼吸を意識したりする瞑想時の動きは、セロトニン分泌と関係がある!

だから、瞑想を習慣化していると、興奮することがあるわけではないのに、

「Ah~太陽があったかくて幸せだな。。。」

とか

「何があるわけでもないのに、自然と笑顔になれる!」

なんていう、内側からじわ~っと、静かな幸せを感じることが多くなるのかなぁ。

なんて。


このセロトニンをたくさん分泌できると、

交感神経→副交感神経が優位になり、睡眠の質が向上したり、

免疫力が向上し、風邪やインフルエンザ、その他の病気にかかりにくい体質になります。



shun