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写経による修法〜加持祈祷①

2019.02.27 04:32

広く仏典を書写することを写経と言いますが、ここでの写経とは般若心経の書写を指します。


密教の光明真言とともに、弘法大師空海が残した秘法のひとつ。修験道の多くは山に入って滝に打たれたり、現代の私達がなかなか実践に踏み切ることが難しい修法が殆ど。でも写経なら僅かな道具を揃えるだけで、自宅に居ながら行うことが出来ます。


先ず写経に必要なのが墨と硯と筆。墨汁や筆ペンはいけません。必ず水で墨を擦って筆で書きます。筆は細い方が書きやすいです。ゎたしは面相筆を使って書いています。


書式も重要です。


市販されている多くの写経用紙は有効ではないのでご注意下さい。


必ず表題の摩訶般若波羅密多心経の10字を上2枡分、下2枡分を空け、本文を14字詰め19行で書いて下さい。そうすると、始めの行から終わりの行まで一字も余ることなく、一字も欠けません。始めの行から10行目と終わりから10行目の上から7字目は無となり、下から7字目は得となります。無は吸う息でプラス(+)であり、得は吐く息でマイナス(-)です。


故に般若心経を写経するとその紙の上にプラス(+)とマイナス(-)の生命波動が充満して生きた般若心経となり、天地左右を結ぶ生命波動が発生する原形になります。


この書式は写経する本人を浄め、生命波動を強くし、又それを処置することで土地に埋めて土の穢れを融かして土の生命を甦らせ 焼いて空気の穢れを融かして空気の生命を甦らせ 水に流して水の穢れを融かして水の生命を甦らせ 天地水人を一つに結んで新しい生命波動を地球に発生します。


私達の祖先は数えきれないほどの人数です。

この祖先達が生きた間に様々な苦難に遭っていて、その苦悩が思凝(しこり)となり因縁となって私達の血肉に蓄積してこびり付いているのです。


私達は魂を天からいただき、肉体を地球からいただき、この魂と肉体とを結んで生きとし生けるものにしたのが月の働きです。月の働きがなければ生命は誕生しません。


私達の先祖は死と同時に因縁の魂を天体の星と、死んだ場所と、子孫の血の中の三つに分けて伝えます。私達が性交した時に星が発する波動と地の場の波動とが月の働きによって結ばれて受胎します。それ故に生まれた日と書いて星といい、悪い星の下に生まれたとか、よい星の下に生まれたとか言います。


魂は成仏すると流星になります。もし流星を見かけたら誰かの魂が成仏したことを祝福して下さい。


私達も先祖達も同様ですが、人間が生きている間に憎いとか悔しいとか恨めしいとか思った時にはその思った場所の土と水と空気を穢してくっつきます。しかしくっついていても誰かが近づかなければ作用しないし、同調する者が近づかなければただ其処に在るだけ、そのままです。


よく事故のある場所にはそこに事故の因縁の魂がくっついていて、同調する者が近づくと引き寄せます。


こうした因縁をつくるのは実は動物の中でヒトだけです。


写経の処置は毒に毒を合わせるのに似ています。

塩鮭の塩を抜くには真水では抜けないけれど塩水につければ塩が抜けます。

蝮に嚙まれたら蝮の血清を打てば助かるのと同じです。

その媒体が写経であり、因縁に因縁をすり合わせるのが土に埋め、火に焼き、水に流す処置です。


般若心経の写経には書いた人の因縁が充満していて、それを土の因縁にすり合わせ、水の因縁にすり合わせ、空気の因縁にすり合わせることで穢れを消滅します。一度で消滅できなくても、続けて行うことで次第に薄らぎ、やがては消滅します。


私達の因縁は無数にあるので、一枚の写経に因縁に全部を入れることはできません。でも、書いて書いて書き続けるうちに次第に此方の因縁も薄らいでゆきます。

だから、沢山の人が写経して処置をしてゆけば、天地人が和合して幸せな道が切り拓けます。


長くなったので今日はここまで。続きは又。