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noco ma vie 2

使わなくなったお金の価値

2025.10.22 20:10

最近ふと思った。

東京で働いてた頃って、今より給料はずっと少なかったのに、

なぜか何も考えずにお金を使ってた。


理由はシンプル。

街が便利すぎたのだ。

コンビニに寄ればスイーツ、駅ナカにはスキンケアの新商品、ドラッグストアには

「今だけ○○%オフ」。

“ちょっとだけ”のつもりが、気づけば財布が軽くなっていた。

あの頃の私は、いろんな「ついで買い」の天才だったと思う。


一方ここ、ラシオタ。

店なんて港町にだけ少しあるだけで家の周りは全くない。

誘惑ゼロ。

もはや散歩中に寄り道しようにも、寄る場所がない。

最初は不便に感じたけど、今ではその「何もない」が心地いい。

もちろん、ネット上には誘惑がある。

でも最近は、買う前に一日置くようにしている。

次の日になってもまだ欲しいと思えるものだけを買う。

一晩経つと、意外と「別にいらないな」って思うものが多い。

そうして我が家に迎え入れられるのは、選ばれし“必要なもの”だけ。

小さい家だし、物を増やしたくない。

私の服もまだまだ多いから、少しずつ手放し中。


結果的に何が起きたかというと──

東京時代より収入は増えたのに、お金は使わなくなったってこと。

というか、使いたいと思う瞬間が減った。

それよりもっと大事なものにたくさん使うようにしている。

自然の中で暮らしていると、「買う」より「あるもので暮らす」ほうが楽しいと気づく。

便利さは確かに快適だけど、便利じゃないから見えてくる“本来の価値”もある。

お金の使い方が変わると、時間の使い方も変わる。

そして、その静けさの中にこそ、いちばん贅沢な暮らしがあるのかもしれないと思う。

まさにお金を使わずに贅沢しているって理想的な生き方だな。


──今日もラシオタの森の風の音を聞きながら、ゆっくりコーヒーを淹れている。

何も買わなくても、ちゃんと満たされているって、最高!