Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

パッケージゲームを死ぬまで遊ぶログ(略称:パケログ)

パクり?引用?パーフェクトマンデー5『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』

2019.03.04 01:00

ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば指摘していくパーフェクトマンデー。

第5回目は『ゲームボーイクソゲー番付』に掲載されている『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』を取り扱います。

ゲームボーイ クソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)


本の中身については、皆さんがすでに所有していることを前提に進めていくので、あえて引用として文章を掲載することは致しませんけど、本文を読むと大体こんな感じで文章が構成されています。


「すごろくに否定的」

「序盤のゲームバランス」

「特定の目を出さないと進めない」

「7面と5面の不具合」


さて、ここでネットを検索して一つのサイトを見つけました。


新世紀GPXサイバーフォーミュラ (GB) - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ


このページの「問題点」の項目をコピペして、上記の項目に色を付けてみると、このような感じになりました。

おまけに、同じページの「評価点」と「総評」から下記の文章を付け足します。


――――――――――――――――――――――――――――――

「原作に出てくる主要キャラはそれなりに網羅されており、顔グラフィックの出来はなかなかのもの。」

「ただでさえあまりのテンポの悪さ、演出の乏しさでプレイするのが苦痛なのに、デバッグしたのかすら怪しいレベルのバグがあるなど、もはや商品と呼べるレベルの作品ではない。」

――――――――――――――――――――――――――――――


黄色く塗った部分に追加部分をつけ足して若干入れ替えを行うと、こんな感じになります。



――――――――――――――――――――――――――――――

「確かにGBのスペックでは、劇中のレースのスピード感を出すのは難しいだろうが、だからと言ってすごろくにしてしまうのはいかがなものか。」「コース1周はやたらと長く、特にハヤトのレベルが低くて移動力の低い序盤だと異常に時間がかかり、テンポは極めて悪い。」


「原作に出てくる主要キャラはそれなりに網羅されており、顔グラフィックの出来はなかなかのもの。」「ハヤトのレベルが低いと、何度バトルを挑んでも敵車に競り勝てない。負けてもレベルは上がるので、何度も挑戦していればいずれは勝てるようになるのだが、無敗で勝ち進むのはほぼ不可能だろう。」「ステージによっては」「サイコロで特定の目を出さない限り1マスたりとも前には進めない。」


「7面以降、「カスタムチップ」が届いたので装備するように勧められるが、装備するとゲームがフリーズする。」「5面のマップ上、必ず通らなければならないあるマスを通ると、バグったピット周辺の画面に飛ばされ、脱出不可能となってしまう。」「当然メーカーへ問い合わせがあった訳だが、メーカーがとった対応は「次ステージのパスワードを教えた」との事。」


「ただでさえあまりのテンポの悪さ、演出の乏しさでプレイするのが苦痛なのに、デバッグしたのかすら怪しいレベルのバグがあるなど、もはや商品と呼べるレベルの作品ではない。」

――――――――――――――――――――――――――――――


すでに書籍を持っている方は、ぜひ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のページの文章と比較してみてください。

なんとなく似た文章になったと思いませんか?


「ゲームカタログ」の文章を書かれている方がこのページの原稿を書かれているのであれば問題ないんですけど、さて、この原稿を書かれたのはどなたなのでしょうか?

ゲームボーイ クソゲー番付 (マイウェイムック)』(Amazon)


奥付を見ると、「執筆・編集協力」には、「ファミコン芸人フジタ」「高樹康平」「巴里一郎」「酒缶」「ジャンヤー宇都」「小島チューリップ」とあります。


ボクが書いた原稿ではなく、フジタさんも外して問題ないと思います。

あと、QBQの編集の影響は可能性として残しておきます。




『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』については、Wikipediaの「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」のページを確認してみるとゲームの項目に細かい説明があり、そこには出典として「株式会社QBQ編 『ゲームボーイクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年、28-29頁。ISBN 9784865117790」と記載されていますので、そこに書いてある内容と先ほど指摘した内容を比較してみると、何が起きているか把握できると思います。


新世紀GPXサイバーフォーミュラ

ゲームの項目


そして、こういうゲーム情報ロンダリングがこっそりと少しずつ起こされていることに多くの方が早く気付くことを望んでおります。



今回は書籍で2ページを使って紹介している内容ゆえに、内容の重複具合がよくわかります。

こういうのを見てしまうと、更に深堀していかないといけないと改めて思ってしまいます。



今後も、ゲーム関係書籍とネットを見比べて、似ていると思った内容があれば、どんどん取り扱って数を増やしていこうと思っています。

パクりか引用かたまたま似てしまったか、実際のところはわかりませんけど、沢山集めることで、何が起こっているか具体的なことが見えてくるはずなので、新しい検証内容が見つかった際には月曜日に報告させていただきます。