青山修子、準決勝敗退も冷静に分析「足りない部分が多かった」
東レ パン・パシフィック・オープンテニス2025の女子ダブルス準決勝で敗れた青山修子は、試合後の会見で冷静に敗因を分析しつつ、観客への感謝を語った。
青山は、敗因の一つとして相手ペアの高い集中力を挙げた。「今日は相手がすごく集中していて、無駄なミスが本当に少なかったと感じています」と、相手の堅実なプレーを称えた。試合の流れについては、序盤のサービスゲームが大きく影響したと振り返る。「最初のサービスゲームをしっかりキープできていれば、少し流れが変わったのかなと思います」と、立ち上がりのミスを悔やんだ。
また、相手が自分たちのプレースタイルを熟知していたため、得意のネットプレーが封じられたとも語る。「相手も私たちのプレーをよく分かっていて、前で動くタイミングを読まれてしまいました。自分が早く動くと抜かれてしまう場面も多くて、そこをもう少し工夫できなかったのは反省点です」と分析した。「今日は勝つために足りない部分が多かったですが、もっと攻める姿勢を出していかなければいけなかった」と、前向きに課題を口にした。
WTA500というハイレベルな大会でのベスト4入りについては、一定の満足感も口にした。「このレベルの大会に出場すること自体が難しいので、まず出場できたことが本当に嬉しかったです。3試合できたこともありがたく感じています」と笑顔を見せた。一方で、日本開催の大会で結果を残せなかったことには悔しさをにじませた。「日本のお客さんは私たちの勝利を期待して応援してくださっていたと思うので、結果で応えられなかったのは残念です」と率直に語る。
それでも、「たくさんのお客さんの前でプレーできたこと自体、本当にありがたいです」と、感謝の言葉で締めくくった。
Photo:JunkoSato/SportsPressJP