ルーマニア
https://note.com/furiko_dearu/n/nd8df9ab7c260 【ルーマニアの歴史】より
ルーマニアは、東ヨーロッパにある共和制の国です。首都はブカレストで、人口は約1900万人です。ルーマニア語というラテン語系の言語を話し、ルーマニア正教を信仰する人が多くいます。
ルーマニアの歴史は、大きく分けて以下の段階に追って説明できます。
古代:紀元前6世紀から3世紀にかけて、この地にはトラキア人の一派であるダキア人が住んでいました。彼らはローマ帝国と戦争を繰り返し、最終的にはローマの属州となりました。ローマ人とダキア人の混血やローマ化が進み、ルーマニア人の祖先となりました。しかし、3世紀末にローマ帝国はこの地を放棄し、以後はゲルマン人やフン族などの異民族の侵入を受けました。
中世:10世紀から16世紀にかけて、この地にはワラキア公国、モルダヴィア公国、トランシルヴァニア公国などの小国が成立しました。これらの国々はオスマン帝国やハンガリー王国などの強国と対峙し、しばしば戦争や服属を繰り返しました。中でも有名なのは、オスマン帝国と戦った吸血鬼伝説のモデルとされるワラキア公ヴラド・ツェペシュです。
近代:19世紀に入ると、ルーマニアはオスマン帝国からの独立を目指す運動が高まりました。1859年にワラキア公国とモルダヴィア公国が統合してルーマニア公国が成立し、1877年に露土戦争に参戦してオスマン帝国から独立を宣言しました。1881年にはカロル1世が王に即位してルーマニア王国が樹立されました。
近現代:20世紀に入ると、ルーマニアは第一次世界大戦と第二次世界大戦に参戦しました。第一次世界大戦では連合国側で参戦し、トランシルヴァニアやベッサラビアなどの領土を獲得して「大ルーマニア」を実現しました。第二次世界大戦では当初枢軸国側で参戦しましたが、1944年に連合国側に寝返りました。戦後はソ連の影響下に置かれ、1947年に共産主義政権が成立しました。
現代:共産主義政権下ではチャウシェスク大統領が独裁的な支配を行いましたが、1989年に起こったルーマニア革命で打倒されました。その後は民主化と市場経済化が進み、2004年にNATOに加盟し、2007年にEUに加盟しました。
ルーマニアの文化
ルーマニアの文化は、その国土や独特な歴史的発展のもとで育まれてきたものです。ルーマニア人や関連する民族は、ローマ化により混血したローマ人入植者と地域固有の民族との子孫であると考えられています。ルーマニアの文化は、東ヨーロッパの影響を色濃く反映しており、音楽、ダンス、食事、祭り、宗教、美術、建築など様々な分野で独自の特色を持っています。以下にいくつかの例を紹介します。
ルーマニア語はロマンス語族に属し、イタリア語やスペイン語、フランス語といった言語と共通点を多く持ちます。その一方で、スラヴ語やトルコ語、ハンガリー語などからの借用語も多く、このようにルーマニア語は、ルーマニアの地理的位置と歴史的な文化交流を反映したものと言えます。
ルーマニアの音楽とダンスはユニークで、その根底には様々な音楽の影響があります。一部は古代ダキア人の伝統にまでさかのぼります。ダンスも同様に重要で、ホラ(Hora)などの伝統的なルーマニアのダンスは祝祭や他の社会的な集まりで広く踊られています。
ルーマニア料理はその地方の多様性を反映しており、肉料理、スープ、サラダ、デザートなどが特徴です。マメアリガ(Mamaliga、ポレンタの一種)、サルマレ(Sarmale、キャベツの葉でライスと肉を包んだ料理)などが特別な行事や祝日によく作られる伝統料理です。
ルーマニアは多くの祭りと伝統的な祝祭で知られています。これらは時には宗教的な起源を持ち、一年中様々な地元の文化と習慣を祝います。特にクリスマスと復活祭の期間中の祝祭は非常に色彩豊かで、ルーマニアの伝統的な生活を反映しています。
ルーマニアは、「ドラキュラ」の故郷として広く知られています。ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」に登場する主人公は、ルーマニアの歴史的な人物、ヴラド・ツェペシュを元にしています。トランシルヴァニア地方はドラキュラの城とも言われるブラン城があることで有名で、ゴシック様式の建築が多く見られ、その神秘的な雰囲気と景観が訪れる人々を引きつけています。
ルーマニアの美術と建築はユニークで、ロマネスク、ゴシック、バロック、アール・ヌーヴォーなどの様々な影響を受けています。特にブカレストの建築は「小パリ」と呼ばれ、19世紀と20世紀初頭のフレンチスタイルの影響を強く受けています。
ルーマニア人の大多数は東方正教会の信者で、これはルーマニアの文化と社会生活の重要な部分を形成しています。ルーマニア全土に点在する修道院や教会は、ビザンティン美術の影響を受けた壮麗な壁画で知られています。
以上がルーマニアについて簡単な説明です。
https://sekai-ju.com/life/rou/culture/romanian/ 【ルーマニア人はどんな基本性格や特徴がある?恋愛観までまるっと紹介】より
あまり日本人には馴染みがないドラキュラで有名な国・ルーマニア。どういう人たちが住んでるのか気になる方も少なくはないのでしょうか?ルーマニア人はラテン系でストレートな方がとても多いです。
ここでは、ルーマニア在住者がルーマニア人の性格や特徴を男女はもちろん、若い世代からお年寄り世代までを詳しくご紹介します。
どういう人が住んでいるのかを知ることによって次の旅行先や、ルーマニアがもっと馴染み深くなりますよ。
ルーマニア人の基本性格と特徴
ルーマニア人はラテン系の血が混ざっているため、主にバスや公園で初対面の男女関係なく気軽に話しかけます。また、物事をストレートに発言するので、初対面どうしの口喧嘩も多々あります。
ルーマニアの公園にはチェスなどのボードゲームができるベンチが必ずといってよいほどあり、主に早朝から夕方までお年寄りがボードゲームを楽しんでいます。
ルーマニアは65歳になると、バスに無料で乗車できるため、お年寄りの方々は毎日違う公園に行き、新しい交友関係を築いています。
頑固
ルーマニア人は基本的やさしい方ばかりですが、性格が頑固で政治の話が好きなため、政治の話や会話が食い違った場合、人の話を聞かず自分の考えを貫くため、よく口喧嘩をします。
頑固な性格も悪い面だけではなく、職場などでは昇進すると決意したら、日本人のように一生懸命に仕事をしたり新しいことに対して積極的に勉強します。
ヒューモアがある
ルーマニア人はジョークが大好きで、初対面でもよくジョークを言っています。
このヒューモア性は大昔からあり、戦争に行く際に、兵士の気持ちを和らげるためによくジョークを言い合っていました。
そしてルーマニア人は笑うのが大好きで、よくテレビやYOUTUBEでスタンドアップコメディーをみて人目を気にせず笑っている人が多いです。
家族や友達思い
ルーマニア人は家族や友達の事をとても大切に思っています。
ルーマニア人女性
結婚をして新しい家を購入をするときなどは、まず実家からすごく近いところに家を購入する方がとても多いです。
マザコンやファザコンといった考えがルーマニアにはないため、家族と同居していても頻繁に両親と電話やメールをし、休日には家族と出かける方が多いです。
学校や職場で新しい友達ができたら、毎日電話やメールをしている方が多いのも特徴です。
ですが、学校を転校したり、職場を変えたりすると、日本人のように昔の友達とのコミュニケーションがおろそかになる場合が多いですが、それでも昔の友達に月に一度は連絡をしてる方がたくさんいます。
壊れたものは自分で修理する
ルーマニア人はバッグやクローゼットなどが壊れたら自分で修理する人がとても多いです。
これはポーランド人と似ていて、幼少期から男性は父親から家具などの修理方法を学び、女性は母親から刺繍を教わるため、バッグなども壊れたら新しいのは買わずに、何度も自分で修理して長年同じものを使用する方がとても多いです。
国民の大半がクリスチャン
ルーマニア人の国民の大半がクリスチャンなため、家にはキリストなどの絵が少なくとも5枚はあります。
そして、毎週日曜日やクリスチャンの祝日には教会に行き、2時間ほどお祈りをしています。
ルーマニア人はクリスチャン
文化を大切にしている
ルーマニア人は昔からの文化や習慣をとても大切にし、クリスマスやイースターナイトをお祝いしない人はいません。
クリスマスなどの祝日には毎年同じ食事を用意して、昔からの文化や習慣を大切にしています。
ルーマニア男女、年代別の特徴
ルーマニア人の男性は女性に紳士で、女性はとても穏やかな性格の方がとても多いです。
ですが、若い世代からお年寄り世代まで、国の政治にたくさんの不満を持っている方が多いのも事実です。
ルーマニア人男性の特徴
ルーマニア人男性は他のヨーロッパ諸国の男性と比べても、身長があまり高くなく、体重もあまりありません。
ルーマニア人男性は幼少期に父親から(女性にたして紳士に接すること)を学びます。これは古くからある習慣で、ルーマニア人男性はこれらを(誇り)と思っており、現在でもその習慣がねずよく残っています。
ルーマニア人女性の特徴
ルーマニア人女性はラテン系とスラブ系の要素をもっており、大きな目を持っており、色も青、緑、茶色とさまざまです。また、脚も長いので、モデル体系の方が多いです。ルーマニア人の女性はとても穏やかで、公園やカフェなどで一人で読書をしている人が多く、恋人に対してもとても熱心に尽くしてくれる女性が多いです。
お年寄りの特徴
お年寄りの方の多くは、現在のルーマニア政権をとても嫌っている傾向にあるようです。
中には共産主義の時代の考えを持っている方も多いので、たくさんの方が、現在の政治に不満を持っています。
ですが、国の歴史に誇りを持っているため、家にルーマニア国旗を飾る人が多いです。
若い世代の特徴
若い世代の方々もルーマニア政権を嫌っており、平均月収も約2000レイ(日本円で約5万円)と少ないため、幼少期からフランス語やドイツ語を習得して他のヨーロッパ諸国に出稼ぎに行く方が多いです。
そのためスウェーデンなどの先進国ではルーマニア人にたいしてのあまりよく思わないのも事実です。
ルーマニア人の恋愛。とても身長で中身を見る
ルーマニア人は恋愛にとても慎重で、若い世代でも美人やカッコイイは関係なく、その人の中身をみて付き合うかどうかを判断する方がとても多いです。
付き合うまでのプロセス:
ルーマニア人はとてもフレンドリーな方が多いので恋愛に関しては、告白をする方が多くなく、気が合う友達と友情を深めてから、自然に恋人同士になるケースがとても多いです。
結婚までのプロセス:
ルーマニア人が恋人関係から結婚するまでのプロセスはとても長く、ギリシャ人のように(はやく結婚)という習慣がないです。
結婚をせずに恋人と同居する方がとても多く、そのためゴールインまでに、8年ほどの時を費やす方もたくさんいます。
ルーマニア人の結婚
長い交際期間のため、浮気や離婚が少ないです。
ルーマニア人の勤務態度
ルーマニア人は仕事とプライベートを分けている人がとても多いです。
昇進したい人を除けば熱心に仕事をしていない人が大半です。そこで(飲食店)と(事務職)の2つに分けてご説明します。
ルーマニア人の勤務態度
飲食店:
主に飲食店では、スマホをずっと操作していたり、接客中に電話をしている人が多々います。
ルーマニア人はレストランでは、日本のようにウエイターやウエイトレスを呼ぶ習慣がないので、基本的にメニューがくるのと注文の際には、待つかアイコンタクトをするしかないです。
事務職:
事務職でもスマホやYOUTUBEを仕事中にみてる人が多く、また、自分の仕事が速く終わったら、上司に頼まれない限り他の仕事はしないです。
また、退勤の30分前に帰宅する人も多いです。金曜日には1時間前に帰宅する人もいます。
ルーマニア人は親日?日本人に対して
ルーマニア人は外国人(特にアジア人と黒人)に対してシャイな部分があり、なかなか話しかけてくれませんが、勇気をもって自分から話しかけてみると、快く会話ができます。
ルーマニアでは、日本食が大人気でブカレストの地下鉄では必ず日本食の広告がディスプレイで流れています。
また、日本の文化やアニメが大好きなルーマニア人もとても多いです。
ルーマニアは日本文化好きの人もいる
ぜひ、話しかけてみて、交友を深めてみてください。
ルーマニア人の特徴まとめ
ルーマニア人は親切な方がとても多いのでルーマニアに旅行に行かれれる際は、気軽に現地の人に話しかけてみてください。
ルーマニアはフランスのパリに似ているところがあり、とてもきれいな国です。
是非一度、ルーマニアに観光してみたり、長期滞在をしてみてください。