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あるあるCall

再飲酒したら③

2025.10.27 15:00

5年前、息子がアルコール病棟に3か月間の教育入院した時

退院前に本人・担当医・看護師・家族が

一堂に会するセッションが設けられました。


病院側からは、入院中の本人の様子や

回復の度合いについて報告があり、

本人は退院後の断酒の決意や

家族への思いを語りました。


その中で私は

「退院後の生活について、わからないことや不安なことはありますか?」と尋ねられました。

でも私は何がわからないのかすらわからない状態で

特に具体的な質問は思いつきませんでした。


実際には、断酒を目指す生活が始まってから

わからないことの連続でしたが。


ただ一つどうしても聞いておきたかったのは

「再飲酒した時はどうすればいいのか」

ということでした。


私 「再飲酒したらどうしたらいいですか?」

Dr.「放っておいていいです」

私 「え? 目の前で飲んでいたらどうするんですか?」

Dr.「『片付けだけしておいてね』と声をかけるくらいでいいです」

私 「そのまま飲ませておくんですか?」

Dr.「はい。あと、外来の予約を取ってください」


私は食い下がって聞きましたが

それ以上の答えは返ってきませんでした。


放っておく、ですって?

目の前で黙って飲ませるなんて、私にできるだろうか?

それに、そんなこと本人の前で言って大丈夫なの?

「よっしゃ!」って飲んだりしない?

・・・・と、ますます私は不安になりました。


もしもの時にオロオロしないように

帰宅後にもう一度

本人と再飲酒時の対応について確認しました。


① 再飲酒したら、すぐに担当医へ連絡し外来の予約を取る。

入院先は自宅から電車で2時間の場所でした。

退院後は近所のクリニックに転院する予定でしたが、

再飲酒した時は2時間かけて通院することにしました。


担当医は本人に期待を寄せていたので、

再飲酒を報告するのは本人にとって恥ずかしいことかもしれません。

それでも、その時は担当医の予約を取るつもりでした。


② 再飲酒したら、別々に暮らす。

具体的な方法までは決めていませんでしたが、

回復施設などへ入ってもらうことを想定していました。


私は「妻」という立場より「母親」としての立場の方が

甘くなってしまうのではないかと危惧していたのです。


「断酒できるように全力でサポートする。

それでも再飲酒したら、一緒には暮らせない」

本気でそう思っていました。


酒が抜けたクリアな頭で交わしたこの二つの取り決めが、

少しは断酒の後押しになっていたと

後日、本人が話してくれました。


やはり、大事な話はシラフの時に。

退院してすぐ飲んでしまう人もいるので、

最も確実にシラフなのは退院直前です。


退院という大きな節目に

「再飲酒したらどうするか」を本人と話し合っておくことで

家族はもしもの時に迷わず行動できるだろうと思います。