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EDICOLANTEのイタリア小さな可愛い街の旅行記とコラム

プラティカ・ディ・マーレ Pratica di Mare(ポメーツィア) 

2019.02.28 01:29

ラツィオ州 ローマ県 ポメーツィアにある分離集落

古代はこの辺りまで海岸線が来ていたようで、 現在は海から少し距離があるが古代の港湾都市ラウィニウムが存在した。凝灰岩の少し高くなってる場所に古代の邸宅が建っていた。

この辺りは湿地帯のため、近年まで遺跡が発掘されることなくとても良い状態で残されていた。考古学的にも興味深いゾーン。

ムッソリーニが作ったミリタリー空港ポメーツィアという町がある。


★ 古代ラウィニウム Antica LAVINIUM

古代ローマの詩人ウェルギリウス(前70年–前19年)の叙事詩『アエネーイス』に登場する神話伝説の主人公であり『イーリアス』に登場するトロイアの英雄アイネイアースが作った町だとされている。トロイア陥落後、息子アスカニウス、父アンキーセースとの放浪の末、新天地イタリアにたどり着いた。


★ アイネイアースの聖地 Heroon di Enea

ここで発掘された紀元前7世紀の墳墓は、ラティーヌスに奉献されたものと考える研究者もいる。紀元前4世紀にも修復された。


その他の遺跡(次回訪問)

★ 13の祭壇 Santuario delle XIII are

★ 聖母教会 Chiesa di S.Maria delle Vigne


★ ラウィニウム考古学博物館 Museo civico archeologico Lavinium

ボルゴから数十メートル歩いた場所にあるアイネイアース伝説がしっかり学べる考古学博物館。近くの墳墓などで発掘されたテラコッタの像などが多く展示。

★ ミネルバ神 Statua di Minerva Tritonia

紀元前5世紀。テラコッタ製 Terracotta policroma

★ 扉 La porta dell’Heroon di Enea



Museo civico archeologico Lavinium

入館料5ユーロ(2019年現在)


★ ボルゲーゼ城 Castello Borghese

古代ラウィニウム遺跡の上に建てられた17世紀半ばのボルゴ(中世の旧市街)12世紀と14世紀に建てられたボルゲーゼ城(1900年代初期のボルゲーゼ王子Camillo Borgheseの名がついた)があり、建物は不規則な五角形の城壁に囲まれている。第二次世界大戦で倒壊した塔が存在した。

1400年に貴族の家系 コロンナ家、カプラニカ家、マッシマ家へと渡り、1617年にボルゲーゼ家がこの土地を買ってから現在まで所有している。17世紀にアントニオ・ダ・サンガッロ・イル・ジョヴァネ設計で、建築家ライナルディにより修復。

ローマ大学により1900年代に発掘研究され、現在の広場(Piazza Camillo Borghese)に古代のモザイク床が発見された。

数年前まではバールやレストランが開店してたが、現在はボルゴは門扉が閉められ修復中。

4世紀から16世紀までベネディクトゥス会、8世紀にサンロレンツォ教会、13世紀に改築され、現在見られるサン・ピエトロ・アポストロ教会がある。

公式HP


★ 映画監督セルジョ・レオーネの墓

ボルゴの近くに小さな墓地があり、映画監督のセルジョ・レオーネが永眠している。イタリア製西部劇を世界中でヒットさせ、マカロニ・ウェスタンと呼ばれた。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『荒野の用心棒』が名作。


ブログ

2019.02




参考

Wikipedia


博物館公式HP


Camminare nella storia