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白龍院

必要なのは「愛」ではなく「慈しみ」🙏

2025.10.31 07:35

昨今は教師の不祥事が目立ちます。

それは信じているからこそ、衝撃となって記憶されてしまうからなのかもしれません。

不祥事といっても様々なものがありますが、絶対にやめてほしいのは、子どもたちへの被害。

身近な大人である先生。

本来なら、困った時、悩んだ時に頼りにしたいはずの存在かもしれない。


昔から仏教では

“執着を捨てよ”

という教えがあります。

執着は物事を歪めてしまうというお釈迦さまからの教え。

執着の原因は「愛」です。


「教師が子どもたちに愛情をもって接する」

決して悪く聞こえるようなものではありません。

しかし、この愛情は時として子どもたちへの執着の可能性をはらんでいます。

「あの子のために!」

と思い支援してきた中、その子が違う先生に相談していたら?

きっと支援してきた先生は、

「なんで私ではないんだ」

と思うようになり、相談されている先生に対して嫉妬であったり、はたまたその子に冷たく接するようになってしまうかもしれません。


だからこそ、成長することを願う“慈しみ”の心こそが、教育には必要になってきます。

誰に相談していようと、その子にとって良い結果となるのならそれでいいと思える心でなければ。