De La Soul、ストリーミングに旧アルバム追加か
一つ目の記事に続いて再びデ・ラ・ソウルについてです。
本日28日にPitchforkにて彼らの旧アルバムの数々がSpotifyやApple Musicなどのストリーミングにて解禁されることが明らかになりました。
しかし、解禁するにあたってその利益の分配や著作権などの問題が彼らの所属していたレーベル、トミーボーイと行われ、その結果デラソウルの取り分がたったの10パーセントになり、残りがトミーボーイに渡ることが決定されました。問題となったのは彼らのレコードがトミーボーイを通して当時出版されていたため、元々の権利はトミーボーイが有していた。
しかし、デラソウルの要望でストリーミング解禁となると彼らの歌でありながらトミーボーイからその曲をサンプリングする形で解禁する必要があるため、今回の一件によるデラソウルの収益の割合は著しく低くなってしまったのである。
26日にデラソウルは彼らのInstagramで”このフェアではない状況でストリーミング解禁するのはとても心苦しい”と訴えている。
しかし、他の彼らの投稿によると、そうであっても”ストリーミング解禁する”事が決定したとのこと。
そして高音質ストリーミングをテーマにしているTidalは、トミーボーイに抗議する意味で、この一件が解決するまでは彼らの旧アルバムを配信しないことを決めました。
現在、彼らとそのファンはこの不公平な決定に対抗し#TommyBoycottのタグでSNSを通じて抗議している。
今回のようなサンプリング・クリアランス(権利保有者・レーベルからその原曲の使用許可を取ること:サンプリングなどをするときにする必要がある)の問題は度々起こっており、今回の場合は彼らのまだデジタル化されていないアルバム約5から8枚が解禁させる可能性があるので、1曲あたり数百万する(といわれている)のを加味すると、デラソウル3人でそれを賄うのはかなり難しだろう。そしてそれが彼らを不利な立場に追いやっている。
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