序章 しなやかに生きるとは
「人生は、整うのを待つものではない。人生は、自分の力で整えていくもの。」
もし今、あなたが
「なんだか毎日がうまくいかない」
「自分軸がブレて、他人の声ばかりが気になってしまう」
と感じているのなら、まずは深く「息を吐いて」みてください。
体の中にあるものを一度出し切れば、
自ずと新しい、綺麗な空気は体に入ってくる。
私たちは、常に変化の激しい時代を生きています。
環境は変わり、人は変わり、そして自分自身も、昨日の自分とは違っています。
その荒波の中で、何も持たずに立ち尽くしていれば、流されてしまうのは当然のこと
それでも私たちは、しなやかに、力強く進んでいきたい。
そのためには、何が起きても「自分」という場所に
戻ってこられるための「羅針盤」が必要です。
本書で私が提案したいのは、「心の正常化」という考え方です。
それは、無理にポジティブになることでも、完璧な人間を目指すことでもありません。
感情の淀みを溜め込まないこと。
自分のプライオリティ(優先順位)を、他人に明け渡さないこと。
「ブラックな自分」さえも、一つの指標として受け入れること。
いわば、乱れた計器の針を「ゼロ点」に戻すような作業です。
50の指針に込めた想い
ここから紹介する50の指針は、
私がこれまでの人生で迷い、
もがき、時には「もうダメだ」と膝をつきそうになったときに、
何度も自分を救い、整えてくれた言葉たちです。
ある時は自分を鼓舞し、ある時は執着を手放させ、
ある時は「ダサいことはしない」と背筋を伸ばしてくれた、
私自身の生き方の記録でもあります。
完璧である必要はありません。
一歩進んで二歩下がる日があってもいい。
けれど、いつでも自分を立て直せる「羅針盤」を持っている人は、
圧倒的に強いのです。
この本の使い方
この本は、最初から順番に読む必要はありません。
今のあなたが、なんとなく気になった章、
ふと目に留まった言葉から読み進めてみてください。
これらは私の個人的な記録ですが、
手に取ってくださったあなたの心をそっと照らす、
小さな灯になることを願っています。