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墨染寺 鬼貫親子の墓

2025.11.09 09:00

伊丹のつづきです。

曹洞宗・華岳山墨染寺

ここに伊丹の俳諧師・上島鬼貫の故郷墓があるということで、

訪れてみました。

平安時代の創建。もともとは七堂伽藍を構える巨刹だったようですが、

戦国期、荒木村重による有岡城の戦いで焼失。

こじんまりとした現在の規模となりました。

こちらの石灯籠、

元禄七年(1694年)の寄進。

鬼貫の時代のものですね。

寄進者は「稲寺屋」とあります。これは現在の剣菱酒造です。もともとは伊丹にありました。

10月でしたが、空蝉。

立派な鬼貫碑。鬼貫がいかに地元で大事にされてきたかがわかります。

そして句碑。


秋ハ物の月夜烏はいつも鳴   鬼貫

こちらは鬼貫の故郷墓。

隣りに並んでいるのは、鬼貫の一人息子・永太郎の墓です。


鬼貫は永太郎を溺愛していましたが、6歳で亡くなってしまいました。


この秋は膝に子のない月見かな   鬼貫


の句を詠んでいます。

土に埋めて子の咲く花もある事か   鬼貫

鬼貫の墓は大阪天王寺の鳳林寺にありますが、


そこから遺髪もしくは分骨を収め、親子墓としたとされています。

まことにあわれ深いお墓でした。