SEPPUKU. 三島の葬儀、あるいは死の悦び
スペインのジローナで開催される演劇フェスティバル、テンポラーダ・アルタにて11月22-23日に上演される、アンへリカ・リデルの最新作に立本夏山が出演いたします。
今年生誕100年を迎える三島由紀夫を題材に、アンへリカが自死〈切腹〉と向き合った挑戦的な作品。能楽の要素も取り入れ、刺激的なアンへリカワールドへ誘います。
上演は日の出とともに行われるため、5:45分開演。チケットは早々に完売。
スペインの観客の皆様の期待に応えられるよう頑張ってまいります。
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『SEPPUKU. 三島の葬儀、あるいは死の悦び』
『葉隠(はがくれ)』──「木の葉の陰にて」という意味のその書、すなわち武士道の掟は、三島由紀夫というアンヘリカ・リデルにとって執着的な存在を題材にした本作の霊感の源である。夜明け前、日の出直前の時間に上演されるこの唯一無二の舞台は、切腹という儀式的自殺を通して、「死」をアヴァンギャルドで過激、かつ誠実な行為として讃えるものだ。
作家の生誕100周年にあたり、リデルは三島を舞台の素材へと変貌させる──エロティシズム、美、暴力を「自由」へ至る道として。『Vudú (3318)』『Blixen (TA23)』『Caridad (TA22)』に続き、フェスティバル「Temporada Alta」は、ヨーロッパ演劇界で最も本能的な作家の一人であるリデルによる新作世界初演を上演する。
演出・作・舞台美術・衣装
アンヘリカ・リデル(Angélica Liddell)
本作には、三島由紀夫の『憂国』および『午後の曳航』、能『羽衣』からの抜粋が含まれている。
出演
アルベルト・アロンソ・マルティネス
アンヘリカ・リデル
菅江一路(Ichiro Sugae)
グメルシンド・プチェ(Gumersindo Puche)
立本夏山(Kazan Tachimoto)
スタッフ
技術監督:マクシ・ジルベルト(Maxi Gilbert)
技術コーディネーター:ハビエル・カストリヨン(Javier Castrillón)
照明技術:ハビエル・アレグリア(Javier Alegría)
照明オペレーター:フランシスコ・ヘスス・ガラン(Francisco Jesús Galán)
音響:アントニオ・ナバロ(Antonio Navarro)
舞台技術:エレナ・ガリンド(Helena Galindo)
舞台監督:ニコラ・ギー・ミシェル・シュヴァリエ(Nicolas Guy Michel Chevallier)
美術制作:アルフォンソ・レベロン・ディアス(Alfonso Reverón Díaz)
ロジスティクス:エレナ・パストール(Helena Pastor)
制作:グメルシンド・プチェ(Gumersindo Puche)
制作補佐:ハイメ・デル・フレスノ(Jaime del Fresno)
共同製作
フェスティバル・テンポラーダ・アルタ(Festival Temporada Alta)
ストラスブール国立劇場(Théâtre national de Strasbourg)
ウィーン芸術週間/自由ウィーン共和国(Wiener Festwochen | Free Republic of Vienna)
グレック・フェスティバル(Festival Grec)
マドリード州の支援を受けて
特別感謝:東京のセルバンテス文化センター、金春流能楽師 山井綱雄 師に。
同作家による他作品
『Vudú (3318)』
『Blixen (TA23)』
『Caridad (TA22)』
『Terebrante (TA21)』
『Una costilla sobre la mesa: Madre (TA19)』
『Génesis 6, 6–7 (TA18)』
『Tandy (TA14)』
『Ping Pang Qiu (TA12)』
『San Jerónimo (TA11)』
『El año de Ricardo (TA10)』
公演情報
会場: Teatre de Salt
日時:
11月22日 5:45
11月23日 5:45
(※この公演は特別に午前5時45分開演)
上演時間: 1時間45分
使用言語: スペイン語・日本語(スペイン語・英語字幕付き)
舞台上での喫煙: 芸術的演出の一部として行われます
料金: 35€/22€
フェスティバルHP
https://temporada-alta.com/en/shows/seppuku-el-funeral-de-mishima/