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写経による修法〜加持祈祷⑤先祖供養

2019.03.01 04:42

写経による加持祈祷には諸願によって様々な修法があるのですが、先ずは何をおいても先祖供養されることをお勧め致します。


人生でつまずいた時、災難に遭った時、困窮した時に、先祖供養をすると自然と光が見え、問題が解決して道が開けるからです。


ですから先ずは特定の願い事をするよりも、先祖供養からされるのが善いでしょう。


急がば回れ、なのです。


先祖供養をするにあたり、先ずはお一人ずつ、最近亡くなった方から順に、調べてわかる範囲のご先祖様まで、処置します。


ご結婚されている女性の方は嫁ぎ先のご先祖様から、それからご自身の両親のそれぞれの、というふうに順にお一人ずつ処置して下さい。同日に複数人分行って構いません。


お一人につき写経18枚と一文銭6枚(手に入れるのが困難な場合は現在流通している硬貨で代用しても構いません。大事なのは供養する心です。)、団子6個、線香6本以上、蝋燭(蜜蝋や櫨など天然由来のものを)2本、櫁(しきび)2本、塗香とお水を用意します。


写経は6枚一組にしてそれぞれに塗香を一抓み包みます。


墓前に用意したものを全て揃えて供え、蝋燭を灯して線香をあげます。それから、ご自身で言いやすいように言いかえて良いので、だいたい次のように言葉を餞(はなむ)けて下さい。


「●年●月●日●で生まれ、●年●月●日●でお亡くなりになりました●様の御霊(みたま)、どうぞこの櫁を依り代としてお出で下さい。わたくしはあなたの●にあたるもので、●と申します。今日はあなた様の御供養をさせていただきたく、こちらにあの世で幾ら使っても尽きることの無いお金と幾ら食べても尽きることの無い団子と、幾ら飲んでも尽きることの無いお水を御用意致しました。どうかお心残りがありませんようにたっぷりとお召し上がり下さいませ。そしてどうぞ安心して今日この日を佳き日と定めて成仏して下さい。ありがとうございます。」


言い終わったら写経6枚と一文銭6枚と団子6個はその場に埋めて、埋めたところにお水をかけてあげます。写経6枚を櫁と共に近くの川へ流し、最後の写経6枚は燃やします。


この時に川に流した写経と櫁の流れ方や焼いた時の燃える様子で、その方の魂が成仏したかどうかが判ります。


川の流れにうまく乗り、勢いよく燃えて舞い上がります。不思議な現象ですが、成仏されていると真っ白い灰となって空高く舞い上がります。黒い灰となって地面に燃え残った場合は舞い上がるまでまた一から繰り返し処置を行って下さい。


調べてわかるところまで一人ずつの供養が終わったら、最後に●家毎にまとめて108枚(一組36枚)で処置します。


嫁ぎ先のご先祖様、父方の、母方の、…としていくうちに、何もわざわざ願をかけずとも人生が好転してゆくのを実感できることが必ずある筈です。


先祖供養をした暁には、その先に必ずや明るい未来が訪れることでしょう。