「ノイズ」という「アート」
ノイズ (英: noise) とは、処理の対象となる情報以外の不要な情報のことです。一般的には雑音や騒音とか、データや信号に混じる干渉、雑信号を意味します。
つまり不要なもの、余計なもののことと言えます。
ところが音楽の世界でノイズは、一部で、「歪み」や「雑音的な音」を芸術的に活用することがあります。ノイズミュージックというジャンルは「歪んだ音」や「混沌とした音」を融合させる音楽です。
つまり、ここでは「ノイズ」を「混沌」、「実験的」、「非主流」、「前衛的」なものとしていて、必ずしも否定的なものとして扱ってはいないのです。
「ノイズ」は「アート」なのです。
10年前に「男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)」を編成した時には、既に第一人者としての男装アイドルグループが東京にありました。
しかし、そこを一切手本とせずに「スペーズ」を作りました。模倣したとしても「越えられない」と考えたからです。
ですから「誰かを追いかけずに、自分たちの道を作る」しかないと覚悟して、ここまでやってきました。
誰かの模倣をしたり、参考にしてこなかったため、スペーズは「実験的」だったり「非主流」だったりするもの、つまり「ノイズ」を「自分たちの表現手段 (アート)」として活動してきました。
活動初期には「歌・ダンス」だけでなく、「芝居」「お笑い」などを披露するスペーズに対して「何をやりたいグループなのかわからない」と揶揄されることもしばしばでした。
10年の月日が流れました。1時間の単独自主公演において「歌・ダンス」「芝居」「お笑い」を披露するスペーズのスタイルは、今ではなんとか、好意的に評価されるようになったと感じています。
少しではありますが、「道」を作れたような気がします。
スペーズは今後も誰かが「ノイズ」と呼ぶようなものを「アート」として取り組んでいくつもりです。
以上