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vanam

隙あらば刺繍

2019.03.01 12:31

ここ数年インドの刺繍に夢中です。

根を詰められるのは料理まわりのことだけで、ほぼ無趣味だったけれど、この冬はインド行きもパスしたので空いてる時間を見つけてはチクチクできてシアワセです。

店では「縫うの時間」ワークショップ (aiko miyauchi)  を開催していただいて、カッチの刺繍を中心にミラーの留め方や基本的なステッチを習いました。※2019も開催していただけそう!

フリースタイルでも本格的な小物ができたり、ダーニングもはかどるのですが、縫う行為に夢中の無があって、それを味わっていたら、あとで副産物ができてるし、わーい!というほうが正直な感覚。


インドの刺繍の盛んな地域は、ごはんの御用ではあんまり行ったことのない地域。こないだ西ベンガルへは初めて入り、そのあたりからバングラデシュの辺りの「カンタ」がこれまたさらに好きで、欲しいと縫いたいが混ざり合って興奮するのだけど、そこはまだ扉が開かない。だれか教えてくださーい。

インドはほんとうに広く、深く。その魅力の塊にどこから手をつけるか、人の一生くらいでは到底わかりようもありません。

わたしは手探りや無謀ぽい?ようなことには手をつけられない堅実真面目なタイプなので、インドのスパイス料理世界にも目的を持って入っていきました。だからヒンズーの神々や哲学、瞑想、音楽とか、まあほぼ知らないに近い。とはいえ、アーユルヴェーダにはぶち当たり、この度は刺繍や布関係にも興味が出てきた。切り口はどこであれ、やはり同じインド文化の中で当然繋がっていくもので、これからどこに寄港するのかは自然の流れに任せています。

奈良では、calicoさんやfangleさんやm’s selectさんなどなど、インドの極上に触れられるお店があってくれるのでありがたい!


日本の料理を各地の郷土料理まで全て理解して難なく作れる人なんていないように、日本の10倍サイズの多様性多民族多言語の国の料理を知れるはずもない。いずれにしても、その通奏低音、根底に静かに流れるものに触れたいと思っている。